ビリー・ジーン・キング自伝

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あらすじ

「世界一尊敬される女性」(米雑誌Seventeen)、伝説のテニスプレーヤー、ビリー・ジーン・キングが平等のために闘い続けた80年間の軌跡を語る、パワフルでハートフルな自伝。「私は試合で証明したかった。女は平等に扱われるに値すると」――ビリー・ジーン・キング(本文より)伝説のテニスプレーヤー、ビリー・ジーン・キング。圧倒的な強さで世界ランク1位に輝き、グランドスラム通算39勝、バトル・オブ・ザ・セクシーズでの歴史的勝利、国際テニス殿堂入りを果たした。輝かしいキャリアのかたわら、スポーツ界の男女平等を実現すべく奮闘してきたビリー・ジーン。自身がレズビアンであることをアウティングされた経験から、LGBTQ+の人権保護活動にも尽力し、オバマ元大統領から女性アスリート史上初の大統領自由勲章を授与された。そのほか、「世界一尊敬される女性」(米雑誌Seventeen)や「最も重要な20世紀のアメリカ人100人」(米雑誌LIFE)など、多くの栄誉に輝いている。ハードなトレーニング、数十年にわたる摂食障害との闘い、セクシュアリティの葛藤、愛するパートナーとの出会い、命がけの人権保護活動――。すべての瞬間を全力で生きるビリー・ジーン・キングが80歳を目前に、コートの中で、コートの外で数々の勝利を掴みとった軌跡を余すところなく振り返る。【絶賛の声、続々!】社会に虐げられながらも、彼女は恐れず立ち向かった。困難にぶつかっても、彼女は決してくじけなかった。ビリー・ジーン・キングは、私の生涯のロールモデルだ。――セリーナ・ウィリアムズ今を生きるすべての人に贈る、モチベーションを高め、変化を起こすための1冊。――全米女子テニス協会真のチャンピオン、真のレジェンドがつづった、すべての人に読んでほしいパワフルな自伝。――パトリシア・コーンウェル遠いけれどそう遠くない昔、大きな夢を描いた少女がいた。その夢をかなえるにはまず「すべての人が平等な世界」が必要だと気づき、彼女は一人、その実現に向けた闘いを始めた。テニス界の偉人が語る、いま誰もが知っておくべき闘いのこれまでとこれから。――池田真紀子(本書 訳者)〈目次〉まえがき第一章 テニスに目覚めて第二章 恩師クライド・ウォーカー第三章 憧れのアルシア・ギブソン第四章 アリス・マーブルの教え第五章 いざウィンブルドンへ第六章 強敵マーガレット・スミス第七章 ラリー・キングとの出会い第八章 試練つづきの新婚時代第九章 世界の頂点へ第一〇章 プロ転向と激動の日々第一一章 “クローゼット”のなかで第一二章 女子選手たちの反乱第一三章 バージニア・スリム・ツアー第一四章 新星クリス・エヴァート第一五章 スキャンダルの火種第一六章 ボビー・リッグズからの挑戦第一七章 世紀の決戦に向けて第一八章 すべてに全力を尽くす第一九章 バトル・オブ・ザ・セクシーズ第二〇章 女性たちの自由のために第二一章 大親友エルトン・ジョン第二二章 マルティナ・ナヴラチロワの台頭第二三章 スポーツとトランスジェンダー第二四章 生涯の愛 イラナ・クロス第二五章 アウティング第二六章 法廷での直接対決第二七章 新たなフェーズへ第二八章 スポーツに多様性を第二九章 摂食障害治療センター第三〇章 “クローゼット”の外へ第三一章 奇跡の対面 マンデラとオバマ第三二章 私はビリー、平等の支持者訳者あとがき付表〈著者〉ビリー・ジーン・キング(Billie Jean King)1943年11月22日生まれ。カリフォルニア州ロングビーチ出身。11歳でテニスを始め、史上最年少の17歳で1961年のウィンブルドン選手権女子ダブルスで初優勝を果たす。4大大会では通算39勝という超人的な記録を達成した。輝かしいキャリアのかたわら、スポーツ界における男女の賃金格差の是正運動や、LGBTQ+の人権保護運動にも貢献。1973年、男性至上主義を掲げるボビー・リッグズとの世紀の一戦<バトル・オブ・ザ・セクシーズ>で見事に勝利し、女性の力を全世界に証明した。レズビアンであることを公表しており、パートナーは同じく元女子テニス選手のイラナ・クロス。  〈訳者〉池田真紀子(いけだ・まきこ)東京都出身。英米文学翻訳家。主な訳書にアーヴィン・ウェルシュ『トレイン・スポッティング』、チャック・パラニューク『ファイト・クラブ』(以上、ハヤカワ文庫)、パトリシア・コーンウェル『烙印』(講談社文庫)、ミン・ジン・リー『パチンコ』(文藝春秋)、ケイティ・グティエレス『死が三人を分かつまで』(U-NEXT)などがある。

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