ニック・ランドと新反動主義 現代世界を覆う〈ダーク〉な思想

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あらすじ

※ この商品には出版社独自のフォントが実装されています。より良い読書体験を得るためには、iOS・Android端末での閲読を推奨します。それ以外の環境では、独自フォントでの正しい表示を保証できません(通常フォントでの閲覧には問題ありません)。思想の〈ダーク〉な最前線、ニック・ランド「新反動主義」あるいは「暗黒啓蒙」と呼ばれる、リベラルな価値観に否を突きつける暗く新たな思想潮流は、現代において陰に陽に存在感を示しつつある。本書では、その捉えがたい核心に三人の重要人物から迫っていく―ピーター・ティール、カーティス・ヤーヴィン、そしてニック・ランド。とりわけ哲学者ランドの思想に分け入ることが、本書のさらなる目論見である。ランドと、彼が率いた研究グループCCRUの影響圏は、「加速主義」「思弁的実在論」など近年の思想動向から、多様な領域における文化的プレイヤー、「ヴェイパーウェイヴ」のような文化現象にまで広範に及ぶ。〈ダーク〉な思想に目を向けて、初めて見えるものがある。*本書目次はじめに1 ピーター・ティールピーター・ティールとは誰かルネ・ジラールへの師事学内紛争にコミットする主権ある個人、そしてペイパル創業へニーチェ主義とティール暗号通貨とサイファーパンク「イグジット」のプログラム「ホラー」に抗う啓蒙という欺瞞、そして9・112 暗黒啓蒙リバタリアニズムとは何か「自由」と「民主主義」は両立しないカーティス・ヤーヴィンの思想と対称的主権新官房学反近代主義とその矛盾人種問題から「生物工学の地平」へ3 ニック・ランド啓蒙のパラドックスドゥルーズ&ガタリへの傾倒コズミック・ホラーグレートフィルター仮説クトゥルフ神話とアブストラクト・ホラー死の欲動の哲学CCRUという実践CCRUとクラブミュージックハイパースティション思弁的実在論とニック・ランドカンタン・メイヤスーレイ・ブラシエニック・ランドの上海4 加速主義加速主義とは何か左派加速主義とマーク・フィッシャー右派加速主義、無条件的加速主義トランスヒューマニズムと機械との合一加速主義とロシア宇宙主義ロコのバジリスクと『マトリックス』ヴェイパーウェイヴと加速主義ヴェイパーウェイヴと亡霊性ノスタルジーと失われた未来未来を取り戻せ?あとがき参考文献

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