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董珠蘭(とう しゅらん)は一度見たものは忘れない。その抜群の記憶力を生かして後宮の事件を解決し、不死帝となった兄の助けとなっていた。 そんな折、故郷から不漁による減税の嘆願がきたことを知る。 贄姫だった自分が逃げ出したせいかと気にかかり、不死帝の隠し子である劉帆(りゅうほ)の視察に同行することに。 しかしそこで、珠蘭と劉帆は聚落の者たちに捕らえられてしまう。そこで知ったのは、国に仇なす故郷の闇だった。 偽りに満ちた後宮で、珠蘭の人を信じる行動は波紋を広げていき――後宮ミステリー待望の第二巻。
全3冊