嬉遊曲、鳴りやまず-斎藤秀雄の生涯〈誕生~演奏家編〉
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小澤征爾はじめ数多くの名演奏家を育成し、その教え子たちが結成した「サイトウ・キネン・オーケストラ」にもその名を残した斎藤秀雄(1902~1974)。1996年(平成8年)7月に新潮社より刊行された『嬉遊曲、鳴りやまず―斎藤秀雄の生涯』(2002年に文庫化)は、斎藤秀雄の生涯を詳細に追った名著であったが、その中から「プロローグ」「第一章~第三章」の全文を電子書籍化(一部表記を改めた)。日本クラシック音楽界に計り知れない影響を与えた斎藤秀雄の前半生、すなわち、彼の出生から青年期・壮年期まで、音楽に夢を抱き、ある時は悩み、ある時は挫折し、いよいよ名教育者へと変貌を遂げていく過程を、当時の時代状況も丁寧に織り込みつつ、生き生きと描く。著者の中丸美繪は、慶應義塾大学文学部卒業。日本航空に5年ほど勤務し、東宝演劇部戯曲研究科を経て、1997年『嬉遊曲、鳴りやまず―斎藤秀雄の生涯』(新潮社)で第45 回日本エッセイスト・クラブ賞と第9 回ミュージック・ペンクラブ賞、2009 年『オーケストラ、それは我なり―朝比奈隆 四つの試練』(文藝春秋)で織田作之助賞大賞受賞。他の著書に『杉村春子 女優として、女として』(文藝春秋、フジテレビ「女の一代記シリーズ悪女の一生~芝居と結婚した女優杉村春子の生涯」原案)、『日本航空一期生』(中公文庫、令和2 年度芸術祭参加作品のテレビ朝日「エアガール」原案)、斎藤秀雄と桐朋音楽科を創設発展したピアニスト井口基成と妻秋子、妹愛子の物語『鍵盤の天皇―井口基成とその血族』(中央公論新社)ほか。***なお、当作品の原書『嬉遊曲、鳴りやまず-斎藤秀雄の生涯』をベースに(第一~三章は抜粋のうえ編集しなおし)新たに取材を行なって大幅加筆・再構成(プロローグ+全七章+資料)した決定版の書籍『斎藤秀雄 レジェンドになった教育家――音楽のなかに言葉が聞こえる』も紙媒体で好評発売中(ISBN978-4-276-22691-3)
- 著者
- 出版社 音楽之友社
- ジャンル
- シリーズ 嬉遊曲、鳴りやまず-斎藤秀雄の生涯〈誕生~演奏家編〉
- 電子版配信開始日 2024/09/18
- ファイルサイズ - MB