日本思想の核心 この生をいかに耐えるか
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日本の思想はこんなに面白かったのか!若い世代の間では人生への無期待や悲観が当たり前になっており、「生まれてこないほうがよかった」とする思想も静かなブームになった。そのような中で本書は、「人生、生きるに値するか」という古くて新しい問いに対し、日本思想の中に答えを探り、思想史の斬新でスリリングな読み方を伝える。一貫して「思い通りに行かない人生をどう堪えるか」と問いながら、『古事記』、日本仏教、『平家物語』『葉隠』、中江藤樹、伊藤仁斎、国学の四傑、そして西田幾多郎の哲学までを読み解く。限りなく読みやすく、ユーモアと優しさをたたえた達意の文章によって、道元や西田哲学など難解で古風な文章も、若い読者に伝わるようにうまく抜粋し、身近で秀逸な喩えによって理解させる。日本の思想の根底には世を儚む「無常感」があるが、個別のテクストを精確に読めば、無常を前提としながらも「それでもなお」人間が生きることの意味を、味わい深い表現で示すものが多い。そうした発見を拾い上げて稀有な筆力で描き切る、新しい書き手による話題の思想書。【内容】はじめに――人生は赤字か?第一章 荒ぶる神が泣きやむまで――『古事記』神話第二章 仏教の毒を呑みなおす――日本の仏教1第三章 「全剿滅」とは別のしかたで――日本の仏教2第四章 禅堂での経験から――日本の仏教3第五章 捉えがたい自己のかたち――武士の思想第六章 かえしきれない負債――儒教の思想1第七章 信じることから全てははじまる――儒教の思想2第八章 われわれは泣きたいのだ!――国学の思想第九章 作ることの救済――西田幾多郎・木村素衛終章 この生は生きるに値するか/この生をいかに耐えるか
- 著者
- 出版社 NHK出版
- ジャンル
- シリーズ 日本思想の核心 この生をいかに耐えるか
- 電子版配信開始日 2026/09/28
- ファイルサイズ - MB