明治天皇 苦悩する「理想的君主」
購入済み
シリーズ
全1冊
作品情報
王政復古の旗印のもと、幕府や摂関職が廃され、若き明治天皇を戴く維新政権が誕生した。だが、近代国家の建設が急速に進むなか、「天皇親政」の理念はやがて形骸化する。陸海軍を統べる大元帥として日清・日露の両戦争を遂行するなど、政府への協力的姿勢を貫いた天皇であったが、その陰には、自らの意思と政府の意向の乖離に苦悩する、孤独な君主の姿があった。政府と宮廷の対立関係を軸に、理想化された天皇の実像に迫る。
- 著者
- 出版社 中央公論新社
- ジャンル
- レーベル 中公新書
- シリーズ 明治天皇 苦悩する「理想的君主」
- 電子版配信開始日 2024/08/30
- ファイルサイズ 8.05 MB