古代エジプト文明 世界史の源流

購入済み
シリーズ
全1冊
作品情報
◆2025年「ラムセス大王展」開催!◆◇ラメセス二世がなぜ最強のファラオなのか・最高によくわかる!◇―すべての道はナイル河谷へ通ず―アフリカ最奥から到来した人々が築いた文明は、オリエントや古代ギリシアなど周辺世界に決定的影響をもたらしながら三千年の栄華を誇った。古王国時代からローマ帝国時代まで強大なファラオたちを核にして展開した歴史は、まさしく西洋世界の源流となったのである。古代エジプト研究をリードする著者が、古代エジプト文明を西洋世界の源流のひとつとして捉え、最新の研究成果をふんだんに盛り込みながら、教科書では描かれきれない新たな歴史像を描き出す!◯異民族「ヒクソス」の実像&彼らとラメセス大王が戦った「最古の戦争」カデシュの戦いとは?◯一神教の「起源」はモーセか、アクエンアテンか?◯エジプト王国最後の象徴クレオパトラの実像は?◯謎の民族「海の民」の正体とは?◯「エジプトの神々」と「来世信仰」は世界にどのように広がったか?【本書の内容】プロローグ序章 古代エジプト文明の誕生第1章 ミノア文明と古代エジプト文明第2章 異民族ヒクソスの時代第3章 アクエンアテン王の宗教改革と多神教世界第4章 アマルナ時代とアマルナ文書第5章 ラメセス二世vs. ヒッタイト第6章 ラメセス三世と「海の民」第7章 アレクサンドロス大王とアレクサンドリア第8章 女王クレオパトラ七世のエジプト第9章 古代ローマ帝国と皇帝たちのエジプト文化終章 古代エジプト文明は世界史の中へ補章 「タニスの遺宝」が語るエジプト文化の変容注図版出典参考文献古代エジプト文明年表索引【本書より】たとえ我々に馴染みのある教科書の中の記述はわずかであったとしても、世界史の中において、古代エジプトの果たした役割は、決して少なくはない。世界史の主人公がエジプトであった時期は確かに存在した。(中略)古代ギリシア世界も、強靱で巨大な古代ローマ世界も、あるいはビザンツ帝国もフランク王国でさえも、古代エジプトという強固な礎なくしては、世界史に名を残すことはなかったであろう。本書を読破した後、あなたは古代エジプトとはすでに失われてしまった過去の文明ではないことに気づくはずである。古代エジプト文明の血脈は、人々の記憶の中へと潜り込その後も世界史の中で脈々と流れ続けているのである。*本書の原本は、2012年に講談社選書メチエより刊行されました。
- 著者
- 出版社 講談社
- ジャンル
- レーベル 講談社学術文庫
- シリーズ 古代エジプト文明 世界史の源流
- 電子版配信開始日 2025/01/15
- ファイルサイズ - MB