屈辱の数学史 A COMEDY OF MATHS ERRORS

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あらすじ

私たち現代人の生活は数学に依存している。コンピュータのプログラム、金融、工学、すべての基礎は数学だ。普段、数学は舞台裏で静かに仕事をしていて表に出ることはない。表に出るのは、まともに仕事をしなくなったときである。インターネット、ビッグデータ、選挙、道路標識、宝くじ、オリンピック、古代ローマの暦……他。本書では数学のミスによる喜劇的、ときに悲劇的な事例を多く取り上げている。謎解きを楽しむように本書を読めば、ミスを防ぎ危険を回避できるようになるだけでなく、数学に親しみを感じるようにもなるだろう。スタンダップ数学者である著者自身の失敗談やジョークも多く盛り込まれた本書は、「屈辱」をとことん楽しめる一冊だ。英国「サンデー・タイムズ」紙 数学本初のベスト・セラー作。■内容【第0章 はじめに】【第1章 時間を見失う】四三億ミリ秒では十分とは言えない/カレンダー/暴挙に出たローマ教皇/時が行き詰まる日/時をかける戦闘機【第2章 工学的なミス】物騒な数に架ける橋/共振が鳴り響くとき/揺れるのは飛行機だけじゃない/浮き沈みにもご注意を/曲線美の落とし穴/お足元には気をつけて【第3章 小さすぎるデータ】善良なデータが悪と化すとき/Excelが遺伝子操作?/スプレッドシートの限界/エンロン事件【第4章 幾何学的な問題】 三角測量/月の幾何学/死のドア/Oリングのせいだけじゃない/歯車の噛み合わせ【第5章 数を数える】組み合わせを数える/その組み合わせ、十分ですか?【第6章 人間は確率が苦手】死のコード/コンピュータが苦手なこと/わずかなズレの危険性/0で割らないで【第7章 確率のご用心】 重大な統計学的誤り/コインの表裏/宝くじ必勝法/通説の噓/確率についての私的意見【第8章 お金にまつわるミス】コンピュータ時代のお金のミスコンピュータの時代にお金のミスはどう変わったか/アルゴリズムが生んだ高額本/物理法則の制約/数学への無理解が生んだ高額報酬【第9章 丸めの問題】 どこまでも下がるインデックス/遅いのに新記録?/スケールの違う数字/サマータイムの危険性【第9.49章 あまりにも小さな差】ボルトが合ってさえいれば【第10章 単位の問題】 摂氏と華氏/重(・)大問題/値札もお忘れなく/グレーンの問題【第11章 統計は、お気に召すまま?】 平均的な制服/平均が同じでも違う/バイアスはどこにでも/相関関係と因果関係【第12章 ランダムさの問題】 ロボットはランダムを作れるか/擬似乱数/擬似乱数発生のアルゴリズム/「ランダム」を誤解してませんか?/ランダムか否かの見分け方/現実の物体に勝るものなし【第13章 計算をしないという対策】「スペース」インベーダー/五〇〇マイル先までしか届かないeメール/コンピュータと交流しよう【エピローグ】過ちから学ぶこと■著者についてマット・パーカー Matt Parkerオーストラリア出身の元数学教師。イギリスのゴダルマイニングという歴史ある(古過ぎるのではと思うこともある)街に暮らす。他の著書に『四次元で作れるもの、できること(Thingsto Make and Do in the Fourth Dimension)』がある。数学とスタンダップ・コメディを愛し、両者を同時にこなすことも多い。テレビやラジオに出演して数学について話す他、ユーチューバーとしても活躍。オリジナル動画の再生回数は数千万回以上、ライブのコメディー・ショーを行えば、毎回、満員御礼という人気者だ。■訳者について夏目 大(なつめ・だい)大阪府生まれ。翻訳家。大学卒業後、SEとして勤務したのちに翻訳家になる。主な訳書に『6時27分発の電車に乗って、僕は本を読む』、ジャン=ポール・ディディエローラン(共にハーパーコリンズ・ ジャパン)、『エルヴィス・コステロ自伝』エルヴィス・コステロ(亜紀書房)、『タコの心身問題』ピーター・ゴドフリー=スミス(みすず書房)、『「男らしさ」はつらいよ』ロバート・ウェッブ(双葉社)、『南極探検とペンギン』ロイド・スペンサー・デイヴィス(青土社)、『ThinkCIVILITY』クリスティーン・ ポラス(東洋経済新報社)など訳書多数。

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