すくらっぷ・ブック【第4巻】

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あらすじ

信州は長野県小諸市の芦ノ原中学校。2年7組の晴ボンは恋人のマッキーこと迎麻紀、同じクラスの市野清文、坂口光明、そして市野の恋人、青木理美たちとにぎやかな学生生活を送っている。自分の初恋がからかわれていただけだと知り傷ついていた2年7組一番のイタズラ者、小宮山雅一郎は、香苗が優しく慰めてくれたことから香苗に恋をしてしまう。しかし、兄がわりを自負する坂口はそれを許さず、業を煮やした雅一郎は坂口に果たし状を突きつけ、正面からぶつかり合う坂口と雅一郎。力尽きて敗れる雅一郎だがそれでも香苗への想いを捨てられなかった。「それでもカナちゃんが好きなんだ」と叫ぶ彼に香苗の決意は?そして晴ボンへの想いを断ち切る為に彼女が取った行動は?その他、イチノと理美の付き合い1周年の微笑ましいエピソードを描いた「秋時雨」。晴ボンと香苗が美術部の部長、副部長を務める事に不安を覚えた雅一郎が美術部で大暴れの「晴のキャンバス」。美術部、前部長の香樫と転校生の少女との思い出を信州の冬の風景にからめて描く「フロストフラワー、ポエトリー」など、「小山田いく」が温かなハートで描く青春グラフティー。坂口と雅一郎の衝突、そして香苗の決意…青春が鮮やかに交差する。小山田いく先生の当時の単行本コメント。『最近、昔の同級生が四人ほど、たて続けに結婚しました。おかげで独身組のあせりは、目をおおうばかり(?)。それにしても、毎日、晴ボンやイチノの幼い恋につきあっているボクには、別の世界の話のような気がします。「すくらっぷ…」メンバーと騒いでいるのが、何より楽しいんだから。いったいボクの精神年齢は何歳なのでしょう?』

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全11冊

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