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小田浜藩に仕える、素破の若き頭目・十郎は、仇敵の間柄にある卍谷の素破で生き残りの女・里見の所在をしるところとなり、江戸へと旅立った。「修練」として叔母のアザミから直前に女を教わり、同行の最中、美少女・瞳とは情を交わす。これも淫術、淫法の手ほどきだった。江戸へつくと、里見が身分を隠し、寄宿している剣術道場にまずは「道場破り」として足を運ぶが、道場には男勝りの菜緒という未通の娘がいた。さらには、里見にもその素性を見抜かれて……。仇敵と取り巻く女たちの間で十郎は、その淫楽と掟に揺れ始める第二回!【著者略歴】睦月影郎(むつきかげろう) ─ 飲食店勤務等を経て二十三歳で官能作家デビュー。匂いのあるフェチックな作風で読者の支持を得る。2016年、著作は500冊を超える。本名の奈良谷隆では戦記やアクション小説、ならやたかし名義ではマンガやイラストも描く。居合道にも精通。
全4冊