グリム兄弟とアンデルセン

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あらすじ

「ヘンゼルとグレーテル」や「赤ずきん」を伝えた勤勉な学者肌のグリム兄弟と、「人魚ひめ」や「マッチ売りの少女」を生んだ奔放な旅人アンデルセン。対照的な人生を送った童話の巨星たちのあいだには、しかし実際の接触のみならず、意外な共通点もあって……。童話の最高峰と並び称される両者の著作と生涯を突き合わることで見えてくる、童話に秘められた深層、そしてそこに表れる深い人間理解とは?全集の翻訳も手掛けたドイツ文学の第一人者による、共感溢れる、忘れがたい一冊。[本書の内容]まえがき1 アンデルセンとグリム兄弟との出会い2 グリム兄弟の生涯3 アンデルセンの生涯4 学究者と作家――著作の比較5 生の軌跡――愛と孤独6 メルヒェンの語り手7 グリム兄弟と私8 アンデルセンと私9 結びグリム兄弟とアンデルセンの年表

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