育てる。
購入済み
シリーズ
全1冊
作品情報
著者・坪田信貴氏は、128万部突破のベストセラー『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』(通称『ビリギャル』)で、「人は変われる」という希望を日本中に届けました。以来、学習塾で数千人の生徒と向き合い、企業研修や経営者教育など、教育とビジネス双方の現場で数多くの人材育成に携わってきました。その実践を通してたどり着いた結論 「ダメな人間はいない。ただ、ダメな指導者がいるだけ。」 があります。 本書は、この信念を二十年以上の実践の中で磨き上げた、「育てる技術」の集大成です。 類書には、人材育成論、リーダーシップ論、コーチング論、教育論、子育て論など数多くあります。しかし、その多くは対象が限定されています。部下を育てる本、子どもを育てる本、教師のための本、経営者向けの本というように、それぞれの立場ごとに語られています。 しかし、人が育つ原理は本来共通しています。子どもにも部下にも、アスリートにも経営者にも通じる普遍的な法則があります。本書は、その共通原理を「育てる」という一本の軸で統合した点が、これまでの類書にはない大きな特徴です。 「人の気持ちは理解できない。」「やる気に頼るな。」「大嫌いなあいつの美点を二十個探せ。」「育てるとは文化を手渡すこと。」「育てるとは未来を託すこと。」一見すると常識に反する言葉ばかりですが、読み進めるほどに、それらが一つの思想で結ばれていることがわかります。この「逆説から始まり、納得で終わる」構成こそ、坪田氏ならではの魅力です。 坪田氏の語り口は極めて個性的です。理論書でありながら講演を聞いているようなライブ感があり、読み終えたときには自然と「やってみよう」と思わせる力があります。この唯一無二の語り口そのものが、本書の大きな商品価値です。 本書は18の原則を並べたハウツー集ではありません。「人は必ず育つ」という人間観から始まり、相手を理解し、信頼関係を築き、能力を引き出し、組織や文化へと育成を広げ、最後には「未来を託す」という、人を育てることの本質へ読者を導く一冊として構成されています。 『ビリギャル』が伝えたのは、「人は変われる」という希望でした。本書は、その希望を現実に変えるための具体的な方法を示します。本書は、「育て方」を教える本ではありません。人の可能性を信じ、その可能性を引き出し、次の世代へ受け渡していくための、新しい「育てる」の教科書です。