複合国家イギリスの地域と紐帯

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あらすじ

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。本書は16~18世紀という長期の視座を設け、そこからブリテンの複合国家を考察するものである。その主題は:第一に、本書は地域に視点を移して近世のブリテン諸島史を考察。第二に、本書は、地域を出発点にしながらも、そこから複合国家のあり方を検討する。第三に、本書は、地域の多様性を示すと同時に、複合国家ブリテンの統合過程で見られた特色を何点か提示する。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・近世ウェールズ史やスコットランド史を対象に「統合の中の独自性」「統合の中の重層性」を示す第一部。近世のアイルランド・イングラ ンド関係を通して「分裂のなかの紐帯模索」を提起する第二部。複合国家の紐帯がもつ多様な側面に光を当てた第三部。統合の「紐帯」は、16世紀から18世紀にかけて、どのように変遷し、王権や議会以外にも教育や軍隊、貿易活動などは、「紐帯」として、どのような役割を果たしたのであろうか。こうして、イギリスの構造を読者は深く知る事が可能となる・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・略目次序 章 地域と紐帯から見る複合国家 (岩井 淳) 第Ⅰ部 近世のウェールズとスコットランド第一章 ウェールズと合同―紐帯と地域連鎖 (岩井 淳)第二章 ウェールズと宗教改革―ウェールズ語聖書の誕生 (山本信太郎)第三章 ウェールズと議会―ウェールズ選出議員の特徴とその変化 (仲丸英起)第四章 スコットランドにおけるブリテン人意識―複合アイデンティティScoto-Britannusの視点から(小林麻衣子)第Ⅱ部 近世のアイルランド第五章 アイルランド教会とイングランド国教会―チャールズ一世期の宗教統一構想 (那須 敬)第六章 三王国戦争期のアイルランド―プロテスタント複合国家イギリスとヨーロッパ・カトリック世界のはざま (山本 正)第七章 アイルランド統治論における服従の諸相―ジョン・デイヴィスの自発的服従論と共通の法益という紐帯の創出 (竹澤祐丈)第八章 アイルランドとウィリアム・ペティ―「政治体の解剖」と「政治算術」をめぐって (菅原秀二) 第Ⅲ部 複合国家の紐帯第九章 複合国家と教育―イングランドの文法学校が果たした役割 (菅原未宇)第一〇章 複合国家と軍隊―イギリス陸軍にみる諸地域間のつながりと相互作用 (辻本 諭)第一一章 複合国家とアメリカ貿易―消費文化的一体性とブリテン帝国 (道重一郎) 終 章 「ブリテン史」のその先 (岩井 淳)あとがき (岩井 淳・道重一郎)索 引

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