自嫌の海――太宰治と鏡のない部屋 昭和という時代に己を憎み続けた作家の、最後の七日間
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「死にたい」のではない。「自分を許せない」のだ。昭和23年6月、玉川上水に身を投じる直前の7日間、稀代の文豪・太宰治の魂が激しく揺れ動く。本書は、太宰治という作家がその生涯を通じて抱え続けた「自己嫌悪」の正体に迫る歴史小説です。大地主の家系に生まれた罪悪感、左翼運動への挫折、心中未遂と生き残った恥辱、そして薬物依存――。凄絶な自己破壊の衝動の奥にある、「自分を許せない人間」の精神の軌跡を、実在の人物や時代背景を織り交ぜながら鮮烈に描き出します。読者は、崩壊へと向かう最期の7日間と過去の記憶が交錯する構成を通じ、太宰の苦悩を追体験できます。それは単なる弱さの露呈ではなく、昭和という激動の時代が生んだ一人の男の「真実の告白」として、現代を生きる私たちの心にも深く突き刺さるはずです。こんな方におすすめ・太宰治の文学やその破滅的な生涯を深く知りたい方・人間の内面的な葛藤や孤独を描いた重厚な物語を求める方・昭和の空気感と文士の生き様に興味がある歴史小説ファン鏡をふせ、自分を見つめることを拒み続けた作家が、最期に辿り着いた答えをぜひ見届けてください。
- 著者
- 出版社 ブイツーソリューション
- ジャンル
- シリーズ 自嫌の海――太宰治と鏡のない部屋 昭和という時代に己を憎み続けた作家の、最後の七日間
- 電子版配信開始日 2026/03/24
- ファイルサイズ - MB
