女豹たちの祭典女の欲の泉の底の果て
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作品情報
美加とみどりは学生時代に女同士の交わりに目覚め、それ以来、パートナーを代えながらも関係を深めてきた。しかし、女同士の関係は感嘆ものではない。義姉の夫がレズの恋人にちょっかいを出したことで、女と女、女と男の思惑が、関係を複雑にしていく(表題作)。ごく普通の女性が、自らの意思で、または強引に、女同士の濃密な肌の交わりの世界に誘われていく。女性作家ならではの描写の深さに息を呑む。女たちの妖しい世界と手練手管が覗き見られる禁断の短編集。