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〈帝国〉と身体:ジェンダー史からの問い

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憧れと搾取の連続体力による支配や専横、そして分断……。現代社会では、覇権主義や権威主義が頭をもたげ、消えていったはずの〈帝国〉がふたたび世界に影を広げている。そうしたなかで、本書が注目するのは、帝国が「望ましい身体」を創出しようとしてきたその作用だ。帝国はトランスナショナルな移動を促し、多様な人間どうしが出会う接触の場を増殖させてきた。「他者」との対峙や葛藤のなかで、身体は創出され、序列化され、作り直され、また搾取されていったのだ。とくに「望ましい身体」創出の強い契機となったのは、優生学、宗教、セクシュアリティといった要素である。これらを通じて帝国は人びとに「夢」や「憧れ」を提示し、しばしばジェンダー規範を揺るがした。だが、それらは同時に抑圧や搾取とも深く絡み合うものだった。本書は歴史学、社会学、文学、国際関係論、法哲学、社会政策、スポーツ教育など、異なるディシプリンから健康や出産、スポーツやダンス、衣服や性愛など具体性を分析する。これにより、権力と欲望の交差のなかで重層的に身体が構築されていく生政治の過程を読み解き、近現代における公式・非公式の帝国をジェンダーの視点から再考する。[目次] はじめに 山口 みどり・周東 美材第1章 帝国、混血、白人男性性 生駒久美 マーク・トウェインの作品を通じて はじめに 一 ハワイ王国と若きトウェインの性的な視線 二 混血の通訳者ビル・ラグズデイル 三 インジャン・ジョーとラグズデイル 四 ハンク・モーガンの社会改革と男性性 おわりに第2章 海を越える衣服の政治学 山口みどり イギリス国教会女性宣教師の「帝国」建設 はじめに 一 女性たちの宣教活動 二 「文明化」と衣服のポリティクス 三 ミッションボックスがつなぐ世界 おわりに第3章 健康的であることは美しいか 春日芳美 近代日本の美人観と女子体育振興方策の関係 はじめに 一 近代教育における体育 二 価値観にみる女子体育普及の阻害要因 三 「健康」と「美人」 おわりに第4章 植民統治下台湾における学校女子体育 金湘斌 纏足、天然足から皇国民錬成まで はじめに 一 纏足・解纏足下の女子体育(一八九五~一九一四年) 二 天然足世代下の女子体育(一九一五~一九三五年) 三 「皇国民錬成下の女子体育(一九一五~一九三五年) おわりに第5章 優生学と大正デモクラシー期の家族観 吉永圭 穂積重遠は「病める身体」をいかに論じたか はじめに 一 穂積と結婚制限論 二 穂積と精神病離婚 三 大正デモクラシー期の家族 おわりに第6章 歴史のなかのジャニーズ性加害問題 周東美材 「アメリカ」の夢と暴力 はじめに 一 夢の「アメリカ」 二 暴力のアメリカ 三 見えなくなる暴力、前景化する夢――性暴力の連続体 おわりに第7章 フェミニストの夢、土地、そして植民地の権力 ルーシー・デラップ はじめに 一 「私たちは他人の土地を欲しがったりしない」 二 深いつながりと両性具有 三 驚異の証人に 四 「女性ならではのもの」 おわりに第8章 植民地後東ティモールの文化と女性 井上浩子 客体化される身体 はじめに 一 DVと「東ティモール文化」 二 堕胎と「東ティモール文化」 三 二〇〇九年刑法におけるDVと堕胎 おわりに

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