梓木奏一郎は、若殿の虎千代の小姓としてお勤めを果たし、穏やかな日々に満足している。若殿がまた屋敷から抜け出そうとするので、ぬらりひょんと共に説教していたところ、雉女が外から戻ってきた。彼女はなりかけ化け猫で、母親猫たちを世話している夫婦の赤子がいなくなったと泣いている。どうやら妖の仕業らしいのだが、手がかりがまったくない。調べてみると、他にもいなくなった赤子がいるようで――。シリーズ第二弾登場!
山陰地方を走る六つのローカル線の駅に、解体された女性の遺体がバラバラに流れ着く。胴体部は大阪駅で発見されるが、首はついに見つからない。休暇で故郷を訪れていた警視庁捜査一課の吉敷竹史は偶然この犯罪に遭遇し、捜査に関わることに。犯人はいつ、どこで、どのように死体をばらまいたのか――。大胆な着想と精緻な論理が結実した伝説的トラベルミステリー作が完全版で甦る!
石垣島近郊で、緊急要請に反応した救難隊員の三黒満也は、救助した少女を乗せた船に現れた両生人の襲撃に遭う。そこに現れたのはパワード・リムを装着したリルこと六堂瑠衣子だった。少女、リサを狙う勢力が超人たちと共生するロンタイの島を襲う。ロンタイの父の野望を受け継ぐ大東青人との対決は、台湾から上海へと舞台を移していく……『崑崙攻略』に続く近未来SFアクションの決定版。2か月連続刊行!
兄の遺志を継いで同心となった高村周は、獄卒である冥(めい)とともに仕事の傍ら、江戸の町でさまよう死者の魂を冥府へ導くために奔走している。ある日、財布を盗まれた男の遺体が見つかる。周が物盗り犯を探していると、殺された男の霊を見つけた。これで犯人が捕まえられると思っていた周だが、霊から犯人ではなく、かつて手に入れたお宝を探してほしいと頼まれて――。
仏村の長・姫島景清の次男、清丸が行方知れずに。失踪直前、京の口入屋・大垣屋清八と会っていたことが判明する。清八は裏で大坂の賭場を仕切っていたことから、月岡内膳は清水次郎長に内情を探らせる。同じころ下総では、笹川繁蔵一派と飯岡助五郎一家の縄張り争いが激化していた。繁蔵の背後には「稲妻切」を盗んだ鬼津川和光がいたことから、東馬と内膳は争いに介入していくが……。著者が新境地に挑む忍術活劇シリーズ第二弾!
日本最南端の無人島・瑠璃島で、ある朝、海洋生物総合研究所の研究員が立て続けに死亡する。ほとんどが自殺にしか見えないが、動機の想像がつかない。生き残った研究員・高井七海は、死亡した所長が極秘研究を進めていたことを突き止める。さらに島内では、動物たちの異常行動が観察され始めていた……。トラウマ不可避のバイオパニックホラー!
平穏に暮らす二児の母が、夫の横領と解雇で突然借金地獄へ。返済のため行き着いたのは、シンガポールでの闇バイト「金の密輸」だった。そこで出会った奨学金返済に苦しむ研究員と、未婚で妊婦のキャバ嬢と共にお金と自由を手に入れ、魔法のように煌めく時間を過ごしていたが……。日本で実際に起きた事件に着想を得た、女たちのリベンジゲーム。
私たちは今日も誰かを熱烈応援中。大舞台で輝く彼らの夢は、私たちがいなくても叶えられるが、私たちの夢は彼らなくしては叶わないから。一方、職場や家庭、学校で今日も人知れず小さな頑張りを続ける〝私たち〞は、誰が応援してくれるのか。「がんばれ」は、時にあまりに無責任だけど、それでも応援したい。そっとエールを送り続ける勝手に応援短編集。
将軍の毒味役を務める御膳奉行の矢背蔵人介に、「裏御用」が下る。貨幣の改鋳で莫大な金を手にする外道を成敗せよとの内容だった。しかし、奸臣と銭両替商は何者かに討たれ、蔵人介は悪の手に落ち絶体絶命の危機が訪れる。はたしてその先に見えたものは――。大人気鬼役シリーズ、新装版の第七弾!
大西洋に浮かぶ七つの島による天の川リーグに加盟するエストレージャFC。世界に羽ばたく翼を目指す星野遥也(ハル)が入団したこのチームには、対人恐怖症のストライカーや機動力ゼロの天才パサー、鉄壁だがキックはからきしのGKなど、一癖も二癖もある者たちが集められていた。オーナーの天美を始めとするフロントやスタッフに支えられて順調に成長を続けるハルたち。だが、リーグの支配を企むスコルピウスのオーナー・アルゴ
5階建ての新築分譲マンション、アドヴァンス・ヒル。近くの日の出公園には古くから設置されているカバのアニマルライドがあり、自分の治したい部分と同じ部分を触ると回復するという都市伝説がある。人呼んで“リカバリー・カバヒコ”。アドヴァンス・ヒルに住む人々は、それぞれの悩みをカバヒコに打ち明ける。誰もが抱く日々の悩みにやさしく寄り添う、青山ワールドの真骨頂。心がじんわりほどける、再生の物語。
罪人に同情し逃走の手助けをしたとして、南町奉行所同心・稲葉七十郎が蟄居を命じられる。一方、上役の組頭・飯沼麟蔵が病に倒れ、勘兵衛はその代役を申しつかる。その直後、七十郎の蟄居を知り、愕然とする勘兵衛。その人柄を知る勘兵衛と同僚・山内修馬は、何者かが七十郎を陥れたと確信、無実を明らかにしようと奔走するが、七十郎に不利な証拠がさらに見つかってしまう……。大人気剣豪ミステリー第十五弾!
小樽の高級料亭旅館〈銀の鰊亭〉で起こった火事騒動を機に警察を辞め、探偵事務所を始めた磯貝公太。〈鰊亭〉で知り合った大学生・桂沢光や、その叔母・青河文たちの協力もあり、順調に仕事をこなしていた。ある日、文を通じて、同級生で有名な女優から人を捜してほしいという依頼があった。北海道知事の特別秘書だった姉が、仕事を辞めてから行方不明だという。調査を開始した磯貝だったが、あまりにも手がかりが少なかった……。
あやかしクリニックはこのところやたらと混み合っている。心理的なストレスが引き金になって身体に症状が現れた人が殺到しているのだ。途切れない患者さんを前に、テンゴ先生もお疲れ気味。そんなとき江戸川町に亜月の幼なじみの嵩生兄ちゃんが現れた。いい感じになっていた先生と亜月も、ぐいぐい間に入ってくる嵩生兄ちゃんに押され気味で――。
小さき人生を送る全ての人に、乾杯!生き方がバカで男運がない姉・洋。何でもそつないエリートな弟・央。マチアプと合コンで、それぞれ恋人ができたはいいけれど――。不器用な二人の“不穏な”恋の行方は?大切な人を想い合う無骨な情緒が沁みる、長編小説。ファミレスで、夜景の見えるバーで、八重洲の居酒屋で、結婚式場で……それぞれの乾杯にそれぞれの人生。惚れっぽく男性に貢ぎがちな姉・洋を、何かと心配するエリート銀行
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