実説 城谷怪談 撰集六

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あらすじ

1.「福岡駅傍レディースホテル」若い女性タレントと、霊感の強いその母親が共に体験したエピソード。 当時小学生だった体験者とその母は、夏の夜、福岡市内にある一軒の女性専用のビジネスホテルに宿泊することとなった。 夜も更けており、二人はチェックイン後、早速汗を流そうと地階にある大浴場に入ることにした。母子二人だけのはずの深夜の浴場の引き戸が開き、一人の人影がゆっくりと入ってきたのだが・・・。2.「札幌市北区心霊屋敷」北海道在住でバスガイドを務めるナオちゃんという女性の体験談。 昭和53年冬。ナオちゃんの家族は父親の仕事の都合で釧路から札幌に急に引っ越すことになった。急なこともあり、家族五人で住まえる一軒家を適当に見繕ってほしいと不動産屋に一任し、決まった転居先は札幌市北区の中古賃貸の5LDKだった。ところが越してきて間もなく家族が一人ずつ不慮の事故に遭い、意識不明の重体に陥っていく。 唯一無事だと思われた父親も遂に川に車ごと転落し、身体は無事だったものの記憶喪失になってしまった。その原因が紐解かれていくにつれ明らかになったのは・・・。3.「影踏みチイちゃん」小学校の教員を務めていた青田さんが、かつて地方の古い小学校で高学年のクラスの担任をしていたころの事。ある時期、学校中の生徒が「影踏み鬼」という遊びに夢中になったことがあったそうだ。夢中という言葉ではもはや説明できないくらい、休み時間や放課後になると全員が校庭に駆けだしていく。ある日の夕暮れ時、職員会議を終え、クラスに置いたままの荷物を取りに教室に向かう途中、西日の差しこむ木製の廊下でふと気づいて足を止める。三階の廊下の窓から下を見下ろすと中庭で影踏み鬼に興じる生徒の姿。ところが次の瞬間、違和感を覚えて振り返った対面にある壁を見た青田さんは慄然として息を飲んだ。4.「木偶」五十代のその女性にはマモル君という一人息子がいる。今から十年余り前、家族で新築の一軒家に引っ越して間もないある時、マモル君が一人の友人を家に連れて来るようになった。かつては学校から帰ってくるなり、暗くなるまで外で遊んでいたマモル君だが、二人は決まって夕方まで二階の子供部屋にこもるようになっていった。次第次第にやつれていく息子を不審に思った彼女はある日こっそりと子供部屋の様子を伺ってみるのだが。 「食べたけど全部吐いてるから大丈夫」「本当に?」「うん、僕神様になれるかな」という異様な話し声が聴こえてきたのだが・・・。

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全20冊

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