金瓶梅2

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あらすじ

世界の四大奇書の一つと言われるのがこの本『金瓶梅』だ。その書名はほとんどの人が知っているはずだが、さてその全訳となると目にした人は少ないのではないか。なぜなら本書以外、全訳している本が日本にないからだ。 物語の舞台は十二世紀の山東・清河県。主人公の西門慶は正妻のほか五人の夫人がいる、そのうえに女中や乳母、使用人の女房たちとも関係をしているし、遊郭にも通う。色と欲とが絡み合った人間臭いドラマが流れている。本書では露骨な性交の描写も訳されている。中国の性に関するおおらかさを楽しんでほしい。電子書籍化するにあたり、長大な物語を四つに分けて編集をし直した。本書はその第二巻目。

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