しのぶ恋 浮世七景

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あらすじ

時代小説の名手・諸田玲子が、浮世絵の名作に材を取って、紡いだ極上の短篇七本。 安藤広重「目黒太鼓橋夕日の岡」 歌川国政「五代目市川團十郎の暫」 歌川国貞「集女八景 粛湘夜雨」 鈴木春信「縁先物語」 葛飾北斎「百物語 さらやしき」 喜多川歌麿「深く忍恋」 東洲斎写楽「二世市川高麗蔵の亀屋忠兵衛と中山富三郎の梅川」 七つの名作から生まれた物語は、男女の喜怒哀楽の表情を濃密に描いた感動作となっている。 表紙を飾る鈴木春信の「縁先物語」から生まれた物語は、かつて美童と騒がれた男の封印した過去を描いている。 萩の花咲く軒先で笑いさざめく女が二人。美少女と乳母。少年は若さゆえの無分別からある愚行に及んでしまう。(「縁先物語」) 喜多川歌麿の「深く忍恋」をモチーフとした作品の主人公は、過去を捨て船宿の女将となっていた恋多き女「おりき」。 大切な人とは、二度と逢わないつもりだった。遠くから、ひそかに想いつづけようと決めていたが、その想い人が、命の危機に瀕していると知ったとき、女の胸の奥、秘めた想いが動き出す。(「深く忍恋」) 浮世絵の名作と、時代小説の名手の競演は、人生には、失って初めて気が付く幸せがあることを教えてくれる。

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