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『風のカナリヤ』の続編。少年として育てられた少女・玲をめぐる少年少女達の思春期を描く。 『風のカナリヤ』で描かれた子ども時代は、母の転落事故により終わりを告げ、玲は大怪我を負った母の入院のため岬の町を去り地方都市の中学校に転校する。新しい環境で、孤立や、イジメの標的などを体験しつつ、自分自身の内面を見つめ始める玲。「ぼくの心が男か女か、それはぼく自身が一番知りたいことだった なぜ、ぼくは、ほかの女の子たちのようじゃないんだろう--」揺らぐ性にとまどい苦しむ玲と、しなやかな感性の同級生達との間に、思春期の愛や友情が育まれていく。
全2冊