〈世界史〉の哲学3 東洋篇

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あらすじ

12世紀頃、経済・政治・軍事、あらゆる点において最も発展した地域であったにもかかわらず、その後、主導権と覇権を握ったのは、中国ではなく、アメリカを含む西洋諸国だった。どうしてなのだろうか。その原因を中国社会の特異性、インドのカースト社会、仏教と一神教との相違など、精緻な思想で読み解く。イエスの誕生と死を根底に置いた西洋文明の成長を描いた「古代篇」「中世篇」に続く第3弾。「問うこと」にこそ知性の働きの中心はある。本質的な問いは素朴な疑問に由来する。中国社会とインド社会は、互いに拒絶し合っていると言ってよいほどに影響関係が乏しく、また外見的にもおよそ似ていない。にもかかわらず、両者を同じ平面に位置づけることができるのである。いや、それどころか、その「同じ論理の平面」こそが、両者の間の影響の少なさや対照的な社会構造を説明することになるだろう。その平面を規定しているのは、贈与(とその展開)の原理である。(本文より)目次第1章 世界史における圧倒的な不均衡第2章 新大陸の非西洋/ユーラシア大陸の非西洋第3章 受け取る皇帝/受け取らない神第4章 「東」という歴史的単位第5章 解脱としての自由第6章 二つの遍歴集団第7章 カーストの内部と外部第8章 救済のための大きな乗り物第9章 「空」の無関心第10章 曼荼羅と磔刑図第11章 インドと中国第12章 カーストの基底としての贈与第13章 闘争としての贈与第14章 自分自身を贈る第15章 双子という危険第16章 贈与の謎を解く第17章 供犠の時代の調停的審級第18章 国家に向かう社会/国家に抗する社会第19章 三国志の悪夢第20章 驚異的な文民統制第21章 国家は盗賊か?第22章 華夷秩序第23章 人は死して名を留む第24章 皇帝権力の存立機制第25章 「母の時代」から「父の時代」へ、そしてさらなる飛躍第26章 文字の帝国第27章 漢字の呪力第28章 「天子」から「神の子」へ

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