――目の前の光景が残酷すぎて、涙も出ないわ。愛し合っていると信じていた婚約者のキスシーンを目撃した伯爵令嬢エスメローラ。裏切りにショックを受けるが、婚約解消を申し入れることはできない。そこで、意気投合した同じ貴族学院に通う隣国の王女に事情を打ち明け、彼女の侍女として、卒業後、隣国に発つことになった。隣国の王宮で生き抜けるようにと、王女に仕える公爵令嬢サラの指導を受け、エスメローラは誰もが振り返る美
カロリーナは食べることと婚約者の第二王子ライオネルが大好きな伯爵家の令嬢。一つ年上の婚約者が待つ学園に入学することになった彼女は入学直前、彼の好みはぽっちゃりな自分とは正反対のスレンダー美人だという話を耳にしてしまう。おまけにライオネルの側には彼の理想を具現化したような女子生徒がいて、学園での恋人だと噂されていた。大好きなライオネルの幸せのため、カロリーナは在学中は彼の前から消えると決め、学園中を
幼い頃から母に冷たく当たられ、家事をすべて押し付けられてきたレベッカ。自分だけ他の姉妹とは違う奴隷同然の扱いを受けても、いつかは母が愛してくれるはずと信じてきた。だが、十六歳の誕生日に突然、家を出て公爵家でメイドとして働くように告げられる。初めての奉公に最初は緊張していたレベッカだったが、美しい公爵と優しい同僚に囲まれ、心機一転メイドとしての仕事を頑張ることに。公爵へのほのかな恋心を抱きながら仕事
腹違いの妹にはめられ、婚約者を奪われたロゼッタ。父に嫌われ家族に疎まれている彼女は、なんと親子ほど年が違う病弱な成り上がり貴族の男に嫁がされる。おまけに夫には隠し子までいた!? あまりのことにその娘を虐めそうになった瞬間、ロゼッタは前世を思い出す。継子――ステラは好きだった乙女ゲームのヒロインだった! 前世ではステラに励まされていたロゼッタは、ステラを可愛がり最高に幸せにしようと心に誓う。ゲームで
双子の妹に婚約者の王太子を奪われ、ひどい噂を流された公爵令嬢のリーゼロッテ。王太子に婚約破棄されると同時に、王命によって彼女は森の外れに蟄居する王兄殿下に嫁ぐことになった。だが、親子ほど歳の離れているはずの彼は、魔女の呪いによって少年の姿のまま長い年月を孤独に過ごしていた……! 王兄殿下は自分をハルトと呼ぶように告げ、優しく彼女を受け入れる。一つ屋根の下、拙いながらもゆっくりと恋心を育くむ二人。と
立太子予定の第二王子ボアネルジェスの婚約者で次期女公爵でもある公女オフィーリアは周囲から様々な仕事を押し付けられ、食事も寝る間も削らねばならないほど働かされていた。それなのにボアネルジェスは奔放な令嬢マリッサを寵愛し、軽率な気持ちでオフィーリアとの婚約を破棄、彼女を牢に捕らえてしまう。あまりの出来事に絶望したオフィーリアは自らと家門の誇りを守るためにその生を断った。その後、彼女を虐げ酷使していた王
ルビアス王立学園の卒業パーティーにて、王太子が婚約破棄するという大事件が発生した。アリスはこの騒動に巻き込まれ、元王太子となったアルフォンスとの結婚を命じられる。普通の令嬢なら悲観する状況だが、前世の記憶を取り戻したアリスは大喜び!? イケメンで優秀な国一番の優良物件を婿に迎え、アリスは彼と幸せになると決意する。そんな想いを認めてくれた愛の大精霊と契約して奔走していると、アルフォンスの元婚約者の取
淑女の鏡と言われる公爵家長女、ヴィクトリア・ディハルト。厳しい王子妃教育を耐え抜いた彼女だが、肝心の婚約予定の相手である第三王子・ドルチアーノは今日も周りにたくさんの女性を侍らして楽しそうにしている。でもなんの問題もありません! なぜなら十年前、父や兄たちによる溺愛で激太りしていたヴィクトリアを見て、『デブでブス』って言ったことを根に持っているから! ドルチアーノとの婚約なんてまっぴらごめん。十七
神様の手違いで家族に蔑ろにされる令嬢に転生した元OLのナギ。家を出奔し、狼獣人のエドとともに隣国のダンジョン都市にて「見習い冒険者」として暮らしていた彼女だが、前世の記憶とチートスキル、そして料理の腕を生かして順調にお金を稼ぎ、母の遺産も含めてかなりの額が溜まっていた。そのため、今までチートスキルで【収納】して持ってきていた実家の離れを改めて建てる土地を探すことに。ダンジョン都市を中心に東奔西走、
母を亡くし、父の再婚でやってきた義母と義姉によって、侯爵令嬢モニカは全てを奪われた――。狭い物置部屋に押し込められ、食べるものは硬くなったパンを一つだけ。婚約者すら義姉に奪われた上、逆に義姉に暴力をふるったと噂を流されてしまう。どん底の彼女に手を差し伸べたのは、公爵令息のアンソニーだった。彼はただ一人、噂に惑わされることなくモニカを信じ、彼女の苦境に気づいてくれた。そんな矢先、モニカは当主『代理』
家族に虐げられ全てを諦めて生きてきた伯爵令嬢・ルエル。何よりも大切な存在――幼馴染のカインと結婚し、やっとの思いで生家を出た彼女を待ち受けていたのは、『ハズレ嫁』と呼び虐げてくる義両親。それでも大好きな夫のために頑張り続けていたルエルの日常は、ある日突然一変する。カインと実の妹・エレノアの不倫現場を目撃した上に、開き直った二人から「子どもができたから離縁してほしい」と告げられたのだ! 絶望と怒りに
ワガママな妹・マナから逃げるため、宰相のエドヴァルドの家で学び続けてきたレイナ。エドヴァルドの死亡ルートを回避し、妹の居ない生活を得よう……そう思っていたさなか、エドヴァルドとマナがひょんなことから隣国ギーレンに向かうことに。隣国は『宰相』と『聖女』を囲い込む気満々で、帰らせる気はないようだ。そこでサイコパスな国王、フィルバートに隣国からエドヴァルドを取り戻す手段を与えられたレイナは今までの縁をフ
愛が重く偏執的なあまり、婚約者である王太子レインハルトから毛嫌いされ、婚約破棄されてしまったレイテシア。そのうえ聖女に嵌められ、身に覚えのない罪で幽閉され、非業の死を遂げる。――と思ったら、なんと時間をさかのぼり、レインハルトと婚約する前の幼女に戻っていた! せっかくやり直せることになった人生、前回と同じ道を辿るなんて、まっぴらごめん。メンヘラを封印し、レインハルトとも聖女とも距離を取って、一人で
道路に飛び出した子どもをかばって死んだ優子。かばった子はすごい神さまが転生した姿だったようで、感謝を込めて、その功績に見合った能力を持って異世界転生させてもらえることに。ただし、転生場所だけは決められない完全ランダム仕様らしい。第二の人生は心穏やかに……と思っていたのに、目を覚ましたら、家族に疎まれて売り飛ばされた直後なんですけど――!? 規格外なチート能力を授かったはずなのに、現実が厳しすぎる。
昔の約束が忘れられず、自分に冷たい婚約者を見捨てられない公爵令嬢マデリーン。ある日彼女は、「このままでは自分は婚約破棄された上に殺される」という予言書めいた日記帳を手にする。悪戯だと一蹴するには詳細な状況が記され、また、一週間という差し迫った未来のために正攻法での回避も難しいと悟ったマデリーンは、全てを覆す『とある作戦』を決行するため、海に飛び込む。結果、作戦は成功したものの公爵邸から動きづらくな
外見至上主義や男尊女卑が未だはびこる国で、ストレスゆえの体型を笑われ、ついには婚約破棄を突き付けられた公爵令嬢メリーナ。しかしそこで、美しいが冷酷であると噂の伯爵・クレセットから求婚されることに。メリーナが冷遇に負けず慈善活動に励む姿に惹かれていたという彼は、伯爵家で彼女を丁重にもてなす。自分を大切に扱ってくれる環境で癒されたメリーナは、美容部員だった前世を思い出したこともあり、クレセット達伯爵家
第二王子・コンラットの婚約者である公爵令嬢のエレフィナは、彼と伯爵令嬢のラビナの浮気現場を目撃してしまった。さらにはラビナを虐めたという冤罪と共に婚約破棄を突き付けられる。周囲もラビナたちの味方をする中、エレフィナに手を差し伸べたのは王立魔術師団の副団長・アルヴィスだった。強がりで人に甘えるのが苦手だったエレフィナは、自分を守ってくれるアルヴィスに徐々に心を開いていく。そして家族とアルヴィスの協力
マンガ『氷雪の英雄と聖光の宝玉』の世界に、悪辣な継母キャラとして転生してしまったイザベル。実際に会った義息のノアはめちゃくちゃ可愛くて、ノアのためならなんでもしてみせる! と自重しない日々を送っていた。――強敵・悪魔アバドンとの戦いに勝利し、ノアと夫テオバルドとともに幸せな毎日を送っていたイザベル。そんなある日、亡くなったはずのテオバルドの前妻だという女性が現れた。ノアの祖父母とともに近づいてきた
学園に通うようになったミリィは社交界デビューを果たし、ますます注目を集める。相変わらずお兄様に愛される毎日……だったけど、不穏な気配が漂う中、ミリィは再び命を狙われる。前世の因縁は解決したはずなのになぜ……? しかも、求婚者まで現れて!? それも一人じゃない!? ミリィを溺愛する兄たちが話し合いをする一方で、七人目のお兄様だったカイルの様子だけがどこかおかしくて――。変わり始めるカイルとの関係。争
「君を正妃にするわけにはいかなくなった」結婚式直前、婚約者のサディアス王太子からそう告げられた侯爵令嬢アニュエラ。どうやら彼の隣に立つ美少女、公爵令嬢ミリアと結婚するらしい。裏切られた絶望と怒りに震えながらも、アニュエラは側妃の地位を受け入れる。だが、ある日サディアスが「側妃は所詮お飾り」と吐き捨てたのを偶然耳にしてしまう。その瞬間、何かがプツンと切れた。……だったら、それらしく振る舞ってやりまし
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