ぼく夢をみているんだろうか、それとも?ネコや赤ちゃんと体が入れ替わる、いじめっ子の気持ちが手に取るように分かる、うるさい両親を消してしまう、大人になった気分を満喫する。ふとしたきっかけで、そんな空想の世界に心がとらわれてしまう少年ピーターの毎日はスリルいっぱい。誰だって最初は子供だった――驚き、切なさ、自分とちがう存在を想像してみること、誰でもいつかは大人になること。子供たちに、そして昔子供だった
『レ・ミゼラブル(惨めな人々)』という題名それ自体の意味が、黒々とした写実的な木口木版のおかげで初めて理解できたように思えた。すなわち、ユゴーは単に貧困によって虐げられた弱者ばかりでなく、貧困が生み出すあらゆる悪を、被害者も加害者もひっくるめた形で描き出すつもりだったのではなかろうか――――(「はじめに」より)19世紀フランスで大ヒットしていた「レ・ミゼラブル」。話題作を《絵》で読みたいと欲する民
世界の読書人を驚嘆させた、知の巨人エーコの問題小説[完全版]刊行! 中世北イタリア、迷宮構造を持つ文書館を備えた修道院で「ヨハネの黙示録」の記述に沿って、次々に修道士が不審死を遂げる。事件の鍵は文書館に隠されているらしい……。イタリア・ストレーガ賞受賞、フランス・メディシス賞受賞、全世界で5000万部超の大ベストセラー。
21世紀の今なお、読書人を魅了しつづける、碩学エーコが構築した知の大伽藍! 迷宮の文書館に隠された秘密とは? 中世、異端、「ヨハネの黙示録」、アリストテレース、博物誌、記号論、ミステリ……。日本翻訳文化賞受賞、BABEL国際翻訳大賞受賞、国内ミステリ・ランキング1位。作者自身の訂正、そして『薔薇の名前』覚書、構想時のメモやデッサン等を併録した完全版!
じっとしておらず、満足せず、求め続ける国民。人種間の差別の構図、大統領への矛盾する感情――『怒りの葡萄』から『チャーリーとの旅』を経て見出したのは、祖国への愛着と痛烈な洞察。〈アメリカとは何か〉を探求し、その行く末を見据えるスタインベック最晩年のエッセイ。〈目次より〉私自身のアメリカ――はじめに1 多様の統一2 逆説と夢3 人民の政府4 人種は平等に作られた5 アメリカ属6 幸福の追求7 アメリカ
映画『トワイライト・ウォリアーズ 決戦! 九龍城砦』原作スピンオフ!1973年、香港。──信仔、大きくなったらどんな人になりたい?──俺は、祖兄さんの右腕になりたい。〈青天會(チンティンウィ)〉が瓦解し、香港黒社会で龍捲風(ロンギュンフォン)率いる〈龍城幇(ロンシンボン)〉(※幇の字は正しくは封に白に巾)の脅威はいなくなった。だがある日突然悲劇が訪れ、龍捲風は親友にかわりその甥・信一(ソンヤッ)を
世界を嫌いになりかけた大人たちへ…自分を取り戻す1日1語。誰もが知っているあの絵本から、知られざる名作まで。児童書から名言、名ゼリフを厳選!ベストセラー『ワンダー』著者 R.J.パラシオ序文!やさしさ、勇気、悲しみ、家族、選択… テーマ別に心揺さぶる言葉がいっぱい。“ほんとうに信じる者すべてに鐘は鳴る。今もわたしに鐘は鳴っている”(『急行「北極号」』より)“あなたはわたしを助けてくれたあたえたも
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