母に奪われ続けてきた私の人生。初めて知った愛が、私の運命を変える――意地悪で身勝手な母に支配され、虐げられながら生きてきたトレイシー。ある日、目が覚めたら、彼女は見知らぬ寝室に横たわっていた。そこは隣人で石油会社を営む大富豪タイ・キャメロンの家だった。どうやら前の晩、トレイシーがナイトクラブで気を失い、偶然居合わせたタイが助けて自宅で休ませてくれたようだ。たくましくて自信に満ちあふれた彼に、トレイ
見返して忘れるはずの恋だった――まさか、ボスの子を身ごもるなんて。バイオレットは、ボスのブレイクを密かに愛していた。だがある日、思いもよらぬことから彼の逆鱗に触れ、その日のうちに解雇されてしまう。しかも、少し太り気味だとほのめかされて。どれだけ傷ついてもブレイクを忘れられないバイオレットは、ダイエットに励み、仕事を見つけ、再び輝きを取り戻した。そんな彼女に、ブレイクは目の色を変えた。自宅に招かれ、
私を捨て、我が子も切り捨てた彼なんてもう見たくもない……はずだった。女手一つで6歳の息子を育てながら小さな店を開く予定のポピー。息子を連れてまだ改装中の店を見に行ったとき、圧倒的な存在感を放つ長身の男性が目に入り、そのたくましい体つきにポピーの胸は思わずときめいたが、振り返った顔を見て凍りついた。少年のようなえくぼに、きらめく青い瞳と魅力的な巻き毛――忘れもしないトーベン・ブーンだわ! 私の大切な
愛した富豪には妻がいた。絶望し、逃げた彼女を、彼は息子ごと奪いに来た!妹たちと身を寄せ合って暮らす貧しいウィニーのもとに、ある日突然、ギリシア人大富豪イロスが現れた。「きみはなぜ、僕の子を産んだことを隠していたんだ?」2年前、専属シェフとしてイロスの屋敷に雇われたウィニーは、たちまち彼に魅了され、身も心もすべて差しだしてしまった。なのに、なんて酷い裏切り……彼に妻がいると耳にしたのだ。傷心のウィニ
一夜限りの愛が残したのは、冷たい再会と、消せない命の証。新進ピアニストのヘザーは、有能な医師ラウールと出逢い、魅力的な彼に熱烈に告白されて天にも昇る心地がした。けれど遠い異国で働く彼との結婚は、不可能だった。せめて一夜でも愛されたいと願い、純潔を捧げた3カ月後――突然訪ねてラウールを驚かせようとしたヘザーは、彼の予想外に冷たい態度にショックを受ける。翌朝の飛行機で帰るよう言われたが、不運にも帰国便
目覚めた私は、自分そっくりの女として生きていた。似ているわ……。セシリーは驚いた。列車で向かいに座った高級な毛皮のコートを着た女性は、身なりこそ違うけれど、目鼻立ちも、すみれ色の瞳も、明るい茶色の髪も、わたしと同じ。その時、轟音とともに列車が急ブレーキをかけ、激しく揺れた。病院で目を覚ました彼女は、記憶を失っていた。彼女の名前は“ジェシカ”といい、亡き父の遺産相続のため、町へ向かう途中の事故だった
私は幸せな花嫁だったかもしれない――もし生まれ来るわが子を奪われる運命でなければ。15年前の初恋――夢の続きを見るには時間が経ちすぎたわ。ゾーイは教会の祭壇の前に立つアルキメデスを見て思った。身寄りのない二人は養父の家で育ち、ゾーイは彼に強く憧れた。でも彼は18歳で家を飛び出し、その後、会うこともなかった。今になって、いくら養父に強いられたとはいえ、ゾーイとの1年の契約結婚に応じるなんてありえない
今夜、眠れないのは、まぶたの裏に映る教授のせい……?父を亡くした看護師チャリティは失意の淵に沈んでいた。思い出の家も、継母によって売り払われてしまったのだ。そんなチャリティは、オランダの病院で働かないかと誘ってくれたチャーミングな医師コールに従って、心機一転、異国へ渡ることに。結婚をほのめかすコールの言葉を信じたチャリティだったが、彼にデートをすっぽかされて待ちぼうけを食わされたあげく、美人看護師
私を捨てた元婚約者に、24時間守られて。キリーはあらぬ誤解から、元婚約者ラングの愛を失った。泣きながら潔白を訴える彼女に耳も貸さず、彼は去っていった。あれから5年。ラング以上に愛せる男性とは巡りあえないまま、23歳のキリーは仕事が生き甲斐の日々を送っていた。ところが最近、警備員の男からの執拗なセクハラに悩まされ、元CIA捜査官のボディガードがつくことになる。オフィスでその人物を迎えたキリーは、思わ
米国と英国のロマンス最高賞受賞作――愛の調べが美しく響く、感動傑作2選!1998年に米国ロマンスの最高峰であるRITA賞を受賞したルーシー・ゴードンと、2009年に英国で権威あるRoNA Rose賞を獲得したインディア・グレイ。本書では、流麗な筆致が評価されたその受賞作をご堪能いただけます! 読んだあとに感動の余韻に浸れる名作揃い。
彼に気づかれてしまった?この子が、あなたの娘だと。レオニーは青白い顔で、再び現れた大富豪ホークを見つめた――。ホークがレオニーの妹と自分の息子が交際していることに反対し、手切れ金を払うと家まで乗り込んできたのは、9カ月前のこと。彼女の顔色が優れないのは、彼との望まぬ再会のせいだけでなく、先日の早産で体が弱っているから……。初めて会った日、一度だけ枕を交わしてしまったのだ。私たち姉妹を侮辱した彼と。
一度はみじめに捨てられた身。そこに、小さな命が宿った……。9年前、複雑な家庭を飛び出し、ホテルのメイドになったドナ。ホテルの若き社長マーカスと恋に落ちて純潔を捧げたあと、彼が急に態度を豹変させ、無情にもドナはお払い箱にされた。どうしても働きたいがゆえに、本当は18歳なのに20歳と言ったのは確か。だからって、こんなにみじめな形で放り出すなんて酷すぎる……。それからドナは、マーカスを見返そうと必死にな
迷い込んだおとぎの城で、恋におちた――“婚約者”の叔父である、伯爵に。トニは3週間前にポルトガルへ来て家庭教師の仕事についたばかり。だが、雇い主の妻からいわれのない誤解を受けて解雇されてしまった。ほかに行くあてもなくイギリスへの帰国を考えていたとき、街中で偶然会った友人ポールに祖母の家に来ないかと誘われる。まるでおとぎ話のような伯爵家の城に着いて驚くトニだったが、さらに友人の叔父であり城主の伯爵ラ
互いの“知られざる思い”が交錯し……。甘く切ないシークレット妊娠物語!アンドリアは家族の長年の友人、大富豪アダムを密かに愛していた。ただ愛しているのではない。愛しているのに、避けてもいた。というのも、アダムが本当に愛しているのは私の亡き母だから……。それでも、初めてアダムに誘われてパーティに出席した夜、情熱に駆られて純潔を捧げ、彼の子を身ごもったのは数カ月前。アンドリアは彼に妊娠を告げず、スペイン
彼と一緒にいたら、お腹の子は守れない。だから私は決別する。どんなに彼が恋しくても。婚約者と別れた半年後、傷心旅行に出かけたナポリで、ミアはセレブの船上パーティに出席し、ヴィトに出会った。誘われるがまま、高台に立つ彼の豪邸で身を捧げる。ヴィトの腕の中で甘い夢に浸っていた明け方、銃声が轟いた。恐怖にすくむミアを身を挺して守りながら、彼は言った。「ここにいては危ない。今すぐこの街を去れ!」彼のプライベー
誰にも言えない秘密――この子を授かった夜のこと。レイチェルは仕事の待ち合わせに指定されたホテルで、自分を呼び出した相手の男性を見たとたん、心臓が止まるかと思った。1年半前、出逢ったばかりで名前も知らないまま一夜を共にした人!“今夜はすべてを忘れて、明日になったら名乗り合おう”あの夜、彼はそう言ったが、二人で明日を迎えることはなかった。レイチェルは翌朝、姿を消したから――誰にも言えない秘密を抱えて。
「きみと結婚する」「とても面白い冗談ね」1年前に家族を事故で失い、天涯孤独の身となったフェイは、抜け殻のような心を抱えたまま、身を粉にして働いてきた。ある嵐の日、自暴自棄になって馬を走らせた彼女は落馬して、痛みと朦朧とする意識の中で最期を覚悟する。そのとき、たくましい腕に抱き起こされ、目を開けると、隣人チェイスの心配そうな顔が。彼は幼い頃からの憧れの人。なぜ今になって私に構うの? フェイの想いを知
その美しい瞳は何も映さないはずなのに、私の心は見透かされていく――。ジョシュア・ディレーニー。いったいこの人は何者なのかしら。リリー・アンは、酒びたりで疎遠にしがちだった亡き父が、秘密裏にある男性に送金しつづけていたことを知ったばかりだ。どうやら父はゆすられていたらしい。自分の治療費を削ってまで金をつくり、死んでいった。真相をつきとめようと、ディレーニー家に赴いたリリー・アンは、現れた優しげな青年
「君が大人になるのを待っていた」母から家政婦代わりにこき使われていたレインに求婚して救ってくれたのは、亡き兄の親友で憧れの人ダニエルだった。幸せをかみしめるレインだったが、夢のような式のあと、この結婚はダニエルにとっては亡き親友への忠義立てだと知った。同情や親切が欲しいんじゃない、私はあなたの愛が欲しい……。レインは心の叫びをぶつける代わりに、婚姻無効を訴えた。それから2年。無垢なままの彼女の前に
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