「柘榴姫」と帝都で名を轟かせた少女は、自らの血が柘榴石という美しい宝石になる異能を持っていた――。柘榴姫である朱織は、両親に大金と引き換えに売られ、座敷牢で囚われの生活を送っていたが、ある日、異能者の犯罪集団「鞘の会」に誘拐される。しかし間一髪で朱織を救出したのは、警視庁異刑部の藤司那月だった。彼のもとで保護されることになった朱織は、鞘の会逮捕のために、那月と偽装婚約することに――!?
カリウス王国辺境伯の長女で第二王子の婚約者だったアリーは、卒業パーティーで突然の婚約破棄を言いわたされる。国外追放された先で「相談所 薄明の夕暮れ」を訪ね、美形のマスター・ルードと出会うも突如、彼の幽霊を見る能力が彼女に乗り移り……? 霊への対処法を学ぶため店の受付係となったアリーはルードと事件に挑むが、徐々に二つの国を跨ぐ陰謀に巻き込まれていく。更に女嫌いで有名なルードはなぜかアリーに激甘で!?
【電子書籍だけのショートストーリーつき特別版!!】記憶の一部を失い、時折、幻視を“視る”能力を持つシスター・榊紫音は、東京北拘置所で教誨師として死刑囚と向き合う日々を送っていた。ある日、DV被害女性の保護施設ロワゾブルーを運営していた元カリスマセラピスト・神志名暁生を担当することに。彼は“正義”の名のもとに六人もの男性を殺害したとされていた。死をも恐れぬ神志名と関係を深めるうち、紫音の信仰が揺らい
筑摩書房のPR誌です。注目の新刊の書評に加え、豪華執筆陣によるエッセイ、小説、漫画などを掲載。2026年1月号! 【目次】〈ポラポレプリリン神話 25〉市川春子/フーコーという鏡 清水雄大/分析哲学と大陸哲学の新たな対話 岡本裕一朗/偶然が生み出した民主主義という怪物 細谷雄一/終わりと始まりの人間失格 西村亨/最後の小説、最初の翻訳──『ハンバーガー殺人事件』の頃 松本淳/歴史の声を聞く 歴史学
大正四年(1915年)、琉球新報社の企画する飛行大会によって、はじめて沖縄で飛行機が飛ぶという盛り上がりの中で連載された本作。多作で知られる遠藤柳雨(生没年不詳)の中でも、単行本化されていない幻の作品が忘却の彼方から蘇り、連載当時の挿絵&注釈&現代語訳で登場した。 宇田川真人は日々飛行機開発に取り組む青年発明家。そして、その活動を支援する、日本初の『女飛行家』を夢見る令嬢、高浪峰子。ついに釜山‐馬
【豪華執筆陣!】坂井希久子 門田泰明 梶尾真治 伊岡瞬【新連載】坂井希久子 夜鷹狩り 髪結いお照は元掏摸で12歳の雨吉を弟子にする。面倒を見てやるつもりが─門田泰明 覚悟召されよ権中将殿 臭いに敏感な忠雅、御母様の座敷の障子を開けさせるとそこには─【読み切り】 梶尾真治 さざなみショア 普段は我慢できるはずが誘惑に襲われ、師朗はあの冷たい海水に足をつける伊岡 瞬 消えた凶行 後篇 真壁は感じてい
若かりし日の恋の記憶が甘い疼きを伴い、老境まで胸の内で燻ぶり続けていた主人公が、ある時、ふと見た夢で四十年前の惜別の記憶を呼び覚ます。思い出の地へ向かい、懐かしい仲間たちと再会し、再び共に過ごす中で、過去と向き合い、青春を回帰していくのだが──。本作は、誰の胸にもある“ほろ苦い記憶”に寄り添うノスタルジックで感動的な物語。
「心という無限の多様性を秘める宇宙を支配出来るのは時空である」──職場の密やかな関係。顧客の娘の投身自殺。そこから始まる、桜井家に秘められた〈血と嘘〉の物語。母の愛を奪い合った姉妹、紫織と緑織。仕組まれた悲劇、暴かれる過去、揺らぐ家族の絆……愛か、憎しみか。命を懸けた姉妹の闘いが、真実をあぶり出す──。恋のバイブル 一気読み間違いなし!
著者は、幼少期から父親の暴力に苦しみながらも、非現実の世界への逃避や創作活動を通じて自己を支え、生き抜いてきた。家族の複雑な関係や夫との愛情深い結婚生活、未来の人類や宇宙を舞台にした幻想的な物語のほか、子供たちの友情や成長、自然との共生など、多様なテーマを描きながら、現実と非現実の境界を行き来しながら、困難な人生の中にも希望と愛を見出していく人生物語。
この物語は、古代ギリシアに語り伝えられてきた「神話」や「伝説」、都市郊外の円形劇場で上演された「悲劇作品」、それらに触発され、作者の中に去来した空想から生まれたものである。……古代のギリシアと地中海を舞台に、女はタブーを犯して夫と国造りに突き進む。支えは「愛」と、「貴人意識」と、「愛国心」……。いのちを賭した精神の漂泊の物語。
日常の小さな苛立ちや整理できない感情の積み重ねから、抑えきれない衝動に流され人生の試練に直面する女性たちの物語。出産を経て仕事に復帰した杏子と将来有望な画家・蓮太郎が恋に落ちていく『マハのように』。報復の標的にされた妻が巧妙な罠にはめられていく『私の赤ちゃんは鬼っ子』。高校の同級生が同窓会で再会。消化不良の交際をやり直すように、その夜共に過ごす『ステーキはブルー』。
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