かつて社会にとって最も神聖な儀式であった「処刑」は、12~13世紀を境に、〝名誉をもたない〟刑吏の仕事に変っていった。職業としての刑吏が出現し、彼らは民衆から蔑視され、日常生活でも厳しい差別をうけた。都市の成立とツンフトの結成、それにともなう新しい人間関係の展開、その中で刑罰観はどう変化したのか。刑罰観の変遷と刑吏差別の根源を追究する中で、庶民生活の実態を明らかにし、民衆意識の深層に迫る。
なぜ女装は語られ、男装は語られないのだろうか。 そんな疑問を持ったのは、二〇〇九年に『明治大正昭和 不良少女伝』を書いていたときだった。明治から昭和初期の新聞を読んでいると、女性が男性の服を着て働いていた、恋人と駆け落ちする際に男装していた、あるいは何年も男性として暮らしていた――そんな記事が目に飛び込んでくる。しかも彼らは特別な人物ではなく、ごく普通の市井の人々なのだ。 明治から昭和にかけて、着
日本人と巨樹の関係をめぐる、今までにない自然誌と民俗誌のハイブリッド本!日本全国、各地に残された規格外の巨樹たち。日本人はなぜ巨樹を残してきたのか?それらの樹々は、いったいいつからそこにあり、どのような人々に囲まれて生きてきたのだろうか?巨樹が残されてきた理由、それぞれの巨樹がもつ「物語」を、その地域特有の歴史・民俗・信仰的背景から考察。現地をたずね、文献を渉猟し、巨樹と日本列島、日本人の関係を鮮
飛鳥時代(6世紀末から8世紀初頭)は、皇室の歴史で初の女帝誕生にはじまり、「日本」「天皇」の名称が誕生した日本史の一大転換期となった時代です。蘇我氏の台頭と滅亡、大化の改新による新しい国家像の誕生、白村江の戦いの大敗で国家滅亡の危機を迎えた時代でもあります。この激動の時代の数々の謎を最新の研究成果、発掘成果をもとに解き明かします。
誰もが知る「世界遺産」の、誰も知らない<舞台裏>へ。「世界遺産」は広く知られている一方で、それがいつ、どこで、誰によって、どのように決められているのかは、あまり知られていません。本書では、登録制度の仕組みから、世界遺産誕生の現場である世界遺産委員会の審議の様子までを、具体的な事例とともに紹介し、意外と知られていない「世界遺産のしくみ」を解き明かします。世界遺産への理解をより深める一冊です。●目次は
【目次】第1章王たちの覇権争いカデシュの戦い・・・古代の二大帝国が激突した戦いペルシア戦争 ・・・東方の巨大帝国に挑んだ都市国家ペロポネソス戦争・・・ギリシアを二分した都市国家同盟の争乱アレクサンドロス大王の東方遠征・・・若き王が目指した「世界の果て」ポエニ戦争・・・地中海の覇権を决定づけた宿命の対決秦の統一戦争・・・数百年の混沌を制した初の統一帝国楚漢戦争・・・秦滅亡後の覇権を争った宿命の対決ガ
160年にわたる日本近現代史と20時間を超える両陛下との「歓談」から浮かび上がった――天皇五代の「恐れ」と「祈り」。明治以来、天皇の名のもとに日清・日露など4回の戦争が行われた。この時、明治・大正・昭和の天皇は皆、強い恐怖感にさいなまれた。なぜなのか?平成、令和と続く五代の天皇と軍事とのかかわりの真相を解明する。著者は平成の天皇と美智子皇后に皇居のお住まいに招かれて、故・半藤一利さんらと共に20時
※電子版では、一部の写真・テキストにマスク処理をしております。「だからわかるシリーズ」最新刊。DNA分析など最新科学技術でわかった日本の昔の姿を、日本人のルーツから平安初期まで一挙解説!グラフやチャート、復元イラストなどオールカラー資料が豊富な、古代史入門書の決定版。大人の学び直しにも。
小説やドラマの主人公になるような著名な戦国武将たち。強い存在感を放つ彼らの側で、その兄弟姉妹はどんな生涯を送ったのか。協力したり、対立したり、振り回されたり……意外なくらい波乱万丈の人生を送った人も少なくありません。本書では、「きょうだい」という縁によって、良くも悪くも人生が大きく動いた25人の人物を紹介していきます。*******「人類みな兄弟」 などという言葉もありますが、「兄弟」とは、本来は
動揺する世界情勢、変容する国際秩序。「データ」や「地図」で世界各国の《いまの姿》を正確に捉えつつ、現在に至る《ストーリー》を解説。世界の過去・現在・未来を「国」視点でつなぎ、「世界」の「なぜ」を解き明かす。――80億人の人類、必読の教養書。
◎日本史の「オイシイとこ」を一気読み!◎戦国ドラマの解像度があがる歴史教養133・信長の窮地を救ったのは、妹から届いた「小豆」だった!?・奇跡の高速移動! 秀吉の「中国大返し」はなぜ可能だったのか? ・上杉謙信が独身を貫いたのは”俗物にならないため”? ・食事の所作一つで「無能判定」された北条氏政・厳島の戦い--毛利元就が仕掛けた「ウソの噂話」・大坂の陣に現れた「日本最古の潜水艦」!?・手柄を立て
動揺する世界情勢、変容する国際秩序。「データ」や「地図」で世界各国の《いまの姿》を正確に捉えつつ、現在に至る《ストーリー》を解説。世界の過去・現在・未来を「国」視点でつなぎ、「世界」の「なぜ」を解き明かす。――80億人の人類、必読の教養書。
この国の落とし穴は有事対応にある「想定外」による失敗を繰り返さないために第一次大戦後に来たるべき空襲に備え提唱され、軍・当局・国民が一丸になって進めた「国民防空」。関東大震災の経験を宣伝材料にして驚くほど急速に浸透したが、安易な想定や精神力依存、同調圧力による普及などの欠陥も多く、新技術を用いた米軍空襲には機能しなかった。この国民防空の組織や技術は、戦後の災害対策や国土計画・都市計画に引き継がれ現
元・東京大学史料編纂所教授の著者が日本史の語られ方に関する謎をすべて語り尽くします。日本史では英雄と敗者、栄えた時代と停滞した時代が整った姿で提示されますが、その整い方はありのままの姿でしょうか。史料に基づいて、「『主役像』を与えられた聖徳太子の正体」「本能寺の変をめぐる議論が決着しない理由」など人物像や時代像がいかにして形づくられてきたのかを解明します。【目次】序章 総論歴史を読む際の「立ち位置
愛と自由に生きた普通の若者たちの物語発覚すれば死が待つ活動へと彼らを駆り立てたものは何かナチス政権下のドイツで、ナチスに不信感を抱く若者が少数ながらいた。政権成立当時子どもだった彼らは、一九四〇年代初頭に青年期を迎え、共感しあえる同世代の仲間とグループを形成してビラ散布や市街地での落書き、秘密の勉強会などの行動で反ナチの意思を示した。彼らは、ナチス体制の何に反発したのか。発覚すれば死が待つ行動へと
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