半生を通じて集めた蔵書との〈永訣の朝〉がきた──。晩年を迎え、やむを得ない事情から三万冊もの蔵書を手放した著者が半身をもぎとられるような痛恨事を契機に「蔵書とは何か」という問題に取り組む。本とともに過ごした人生を振り返りつつ、近代日本の出版史、読書文化における「蔵書」の意義を探る。自著解説、盟友・荒俣宏との古書・蔵書をめぐる対談を収録。〈解説〉平山周吉
【※電子書籍版『月刊誌PHP 2026年7月号』は、紙の雑誌とは一部内容が異なります。村上信五さんの記事掲載はございません。予めご了承ください。】やり残したことがないか、この選択でよかったのか、失敗したくない——。そうは言っても、まったく悔いのない人生なんて、きっとないのだと思います。だからこそ、「やらずに未練を残すよりトライする」「自分で決めて選ぶ」「失敗も納得できるように」そんなふうに一歩ずつ
デヴィ夫人が動物の命、報道、制度の問題を自身の体験から率直に問いかける一冊。社会の違和感に光を当て、命を守る行動と自分の考えを見つめ直すきっかけをくれる実践的な提言集です。
失恋をきっかけに星野リゾート全制覇を思いつき、その総額400万円のための節約術を編み出していった著者。全制覇の過程で湧き上がる仕事・恋愛・友人関係といった、尽きない悩み。読めば元気をもらえる、前代未聞の旅行ガイド✕節約術✕エッセイ集。創作大賞2025(note × TALES主催)朝日新聞出版賞受賞作!目次はじめに 私の極論 ―節約篇― 私の極論 ―星野リゾートでの過ごし方篇― 登場人物紹介 星野
人の目、嫌われる怖さ、老い、孤独、喪失感。誰もが抱える悩みを、ユーモアと迫力ある言葉で吹き飛ばす箴言集。きれいごとではなく、弱さごと受け止めて背中を押す、心が軽くなる一冊。
なぜ、弱さは強さよりも深いのか?なぜ、われわれは脆くはかないものにこそ惹かれるのか?薄弱・断片・あやうさ・境界・異端……といった感覚に光をあて、「弱さ」のもつ新しい意味を探る。解説:高橋睦郎===“「弱さ」は「強さ」の欠如ではない。「弱さ」というそれ自体の特徴をもった劇的でピアニッシモな現象なのである。部分でしかなく、引きちぎられた断片でしかないようなのに、ときに全体をおびやかし、総体に抵抗する透
「教職志望であるが、期待よりも不安ばかりが胸をよぎる」「夢が叶って教壇に立ったものの、教育現場は難題ばかり…」。もはや教員という職業は、魅力ある仕事とは言えなくなった感がある。この本は、中学校教員であった作者が過ごした、初任時代の3年間の出来事をもとに綴った短編小説集である。失敗の連続から育まれた生徒との絆は、長い年月や東日本大震災を経て、さらに強く太くなっていく。教員のやりがいとは何か、真の喜び
愛すべき友人との心温まるエピソード、初めての挑戦で得た気づき、生きづらい世界の中でも光る人のいとなみの尊さ。各種メディアへの出演も多数の今をときめく歌人・エッセイストである上坂あゆ美が、日々のつれづれを書き綴った連載が待望の書籍化! 時に愉快で、時に心の奥底にさざ波を生む、さながらふと立ち寄った喫茶店で、傍らから聞こえてくる話に耳を傾けるような読み心地の傑作エッセイ。
「取り寄せは心のエクササイズ――。仕事の合間にひとりで食べる蟹は格別だ」『兄の終い』『義父母の介護』著者による元気が出る痛快お取り寄せエッセイ!迫りくる締め切り、終わらない翻訳。義父母の介護に子育て、犬の散歩も欠かせない。すさまじく忙しい日々を支えているのは、買い物への闘志だった――。「モチベーションが行方不明」そんなあなたに贈りたい。読むだけで、生きる力がむくむく湧いてくる本。《目次》第一章 一
都市を離れ、ブドウ畑の傍らで暮らす――。ヴィラデストワイナリーを開き、千曲川ワインバレーの発展を見つめてきた玉村豊男が、ワインづくり、農業、土地、食卓、そして人生後半の生き方を語る。利益や名声のためではなく、自分の望む暮らしを実現するためにブドウを育て、ワインを造る人びと。小規模ワイナリーに挑むパイオニアたちの姿を通して、ワインが土地の個性を映し出すこと、農業が暮らしを支えること、好きなことに熱中
諦めない、金星到達のその日まで。失敗――。金星への旅はため息とともに始まった。その5年後、世界が驚く方法で金星周回軌道への復活を成し遂げる。元JAXAプロジェクトマネジャーが綴る、不屈の精神で挑み続けた「あかつき」の軌跡。夢を現実に変える■5台のカメラ開発秘話■全国を回っての研究者説得■ロケット変更による打ち上げ間近の改修■2010年、金星周回軌道投入失敗■姿勢制御用エンジンで惑星周回軌道投入成功
堕落は、美の最終形態であるボードレールは売春を芸術の本質を照らす行為として捉えた。『悪の華』『パリの憂鬱』を読み解き、穢れと聖性が交錯する逆説の美学に迫る。花のように咲き、闇のように堕ちる。ボードレールが見つめたのは、人間の最も低い場所に潜む美の輝きだった。売春という行為を通して、彼は芸術の宿命と人間の欲望を描き出す。そこにあるのは、救済なき世界でなお美を求める魂の姿である。堕落と崇高さがせめぎ合
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