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1,296件見つかりました。

  • 銀河帝国の崩壊

    ¥550 アーサー・C・クラーク 井上勇

    本書は、アメリカのR・A・ハインラインと並び、1950年代のSF界を席巻したイギリスのアーサー・C・クラークの最初期の長編だ。数億年先の未来、銀河帝国はほろび、かつて宇宙に雄飛した人類は、砂漠同然と化した地球の一角にかじりついて、暮らしていた。そのとき好奇心に駆り立てられた少年アルビンは、町を脱出し、他の知性体を求めて宇宙へ旅立つ。そして「七つの太陽」で出会った純粋知性体によって人類の歴史が明らか

  • 四つの凶器

    ¥770 ディクスン・カー 村崎敏郎

    ラルフは良家の令嬢マグダと婚約したばかりだが、気がかりなことがあった。恋仲になり別荘まで買ってやった娼婦ローズの存在だ。ローズが結婚の障害になることを心配した彼は、関係を穏便に清算するため、弁護士カーチスに頼んでブーローニュの別荘に出かけた。だが、ローズはベッドの上で、動脈に達するほどの傷を負って死んでいた。しかも部屋には4種類の凶器になりうるものが存在していた! いったいどういうことが起こったの

  • 二つの密室

    ¥770 F・W・クロフツ 宇野利泰

    つましく身を立てていたアン・デイはいつの間にか38になっていたが、願ってもない家政婦という職を得てグリンズミード家に入った。だが一見平和な家庭には思わぬ陰があった。病弱な妻は話のとおりだったが、夫には秘密の愛人があったのだ。典型的な三角関係が引き起こす不気味な雰囲気のなかで、若い家政婦アンは、夫婦間の微妙な空気を感じ、夫人の身を案じるが…アリバイ・トリックの巨匠クロフツが、趣向を変えて、密室トリッ

  • エトルリア遺跡

    ¥550 D・H・ロレンス 鈴木新一郎

    ロレンスの紀行第四弾。1927年、ロレンスはエトルリアの遺跡を経めぐった。画家・作家であり、仏教に興味を抱く研究者でロレンスの大の友人となった米国人アール・ブリュースターが一緒だった。そのときの紀行文がまとめて出版されたのは1932年で、ロレンスの死後だった。以前から興味を持っていたエトルリア各地のの装飾壁画と古代宗教に触発されて、ロレンスの想像力は躍動し、生命への深い信頼と肯定を歌いあげる。

  • 小倉百人一首

    ¥770 宮柊二

    平安時代後期から鎌倉初期にかけて活躍した公家・藤原定家が選んだ秀歌撰であると考えられ、百人の歌人の優れた和歌が一首ずつ選ばれ、年代順に配列されている。百首は「万葉集」から始まり「古今集」「新古今集」などの勅撰和歌集から選ばれた。本書には12人の歌人エピソードも収めてある。江戸時代には木版画の技術が普及し、「百人一首」は絵入りの歌がるたとして広く庶民に広まった。著者宮柊二氏は「戦後短歌のリーダー」と

  • イタリアの薄明

    ¥770 D・H・ロレンス 鈴木新一郎

    「本書はロレンスの最も美しい散文であり、またロレンスの思想を知るためにも最も重要な中身を含んでいる。《山越えの十字架像》はロレンスがいかにキリスト教的な神秘主義者であったかをよく啓示しているし、《紡ぐ女と修道僧》にはロマン主義的な絶対の世界の認識がよく出ている。また《レモン園》では特にその思想が強調されている」(西脇順三郎)。本書の中身はすべて、ロレンスが1921年の9月から翌年の4月まで恋人のフ

  • ハテラス船長の冒険(下)

    ¥990 ジュール・ヴェルヌ 調佳智雄

    ヴェルヌの「驚異の旅」は1863年の「気球旅行」でスタートし、「地底」「月世界」と続いたが、本書は67年刊で、「グラント船長」や「海底二万リーグ」より前であった。本書の訳者は「これほど面白い作品がどうして邦訳されていないのか」と述べる。冒頭から、帆船フォワード号を取り巻く謎で、読者の心を掴む。その行先は分からず、船長は姿を現わさず何者であるかも分からない。同号は船長からの秘密の指令によって北極へ向

  • ブリタニキュス

    ¥550 ラシーヌ 安堂信也

    古代ローマ皇帝ネロン(ネロ)を主題とした政治悲劇で、ラシーヌの代表作の一つ。宮廷は悪の殿堂ともいえ、ネロンをはじめとする怪物たちの野心に満ちた闘争と、そのなかにまぎれ込んだ無力な被害者の受難によって、この戯曲は成立する。ネロンの妻アグリピーヌも敗れ去りはするが怪物的である。最後に殺害される若いブリタニキュスは、無能といわれてもおかしくはない。悲劇の主人公は彼であろうが、怪物たちも一人残らず、悲劇を

  • ハテラス船長の冒険(上)

    ¥990 ジュール・ヴェルヌ 調佳智雄

    ヴェルヌの「驚異の旅」は1863年の「気球旅行」でスタートし、「地底」「月世界」と続いたが、本書は67年刊で、「グラント船長」や「海底二万リーグ」より前であった。本書の訳者は「これほど面白い作品がどうして邦訳されていないのか」と述べる。冒頭から、帆船フォワード号を取り巻く謎で、読者の心を掴む。その行先は分からず、船長は姿を現わさず何者であるかも分からない。同号は船長からの秘密の指令によって北極へ向

  • 浮世床

    ¥330 式亭三馬 久保田万太郎

    同じ作者式亭三馬による「浮世風呂」の姉妹編で、江戸滑稽本の代表作の一つ。「浮世風呂」に出る風呂屋の隣にある「浮世床」は江戸庶民の社交クラブともいうべき場所で、そこにあつまるひとびとの生態を精密にして軽妙な会話によってえがきだしている。床の主人鬢(びん)五郎、その女房、下剃りの留吉(とめきち)が店をかまえるなかに、楽隠居、素読の先生、上方者、籠舁き、櫛屋、居候の飛助などが、つぎつぎに顔を出す。てんで

  • 海とサルデーニャ

    ¥880 D・H・ロレンス 鈴木新一郎

    「イタリアの薄明」に続くロレンスの旅行記。サルデーニャは、コルシカ島のすぐ南にある四国くらいの島だが、地理的要因もあって、古代から現代まで、その歴史は実にさまざまな影響を受けた。だが、その文化の根幹をなすものは、やはり独自なものといえる。ロレンスの訪れた二十世紀初頭のサルデーニャは、一般にヨーロッパの辺境と見なされていた。彼はその南部の、最も辺境の色濃い山地を選び、移動のおもな手段を鉄道にして旅を

  • 竹取物語

    ¥440 岡部伊都子

    現存する日本最古の物語であり、「かぐや姫」として有名。竹取の翁(おきな)によって光り輝く竹の中から発見され、翁夫婦に育てられた「かぐや姫」を巡る奇譚である。当初の求婚者は5人、それぞれ難しいものを持参するよう言われるが、それは「仏の御石(みいし)の鉢」「蓬莱の玉の枝」「火鼠(ひねずみ)の皮衣(かわぎぬ)」「龍の首の珠」「燕の産んだ子安貝」だった。結局、成功したものはなく、一人残らずすべて落第。最後

  • キーツ詩集

    ¥660 ジョン・キーツ 高島誠

    天才肌の詩人といわれ、25歳で亡くなった英国の詩人。バイロン、シェリーと並ぶロマン派の詩人。本書は、キーツの詩に魅せられた高島誠氏による訳詩集で、「小さい丘の上に――」「眠りと詩」「ファンシー」「オード」「聖アグネス祭の前夜」「ナイチンゲールに寄せる」「ギリシアの古い甕に寄せる」「怠惰」「秋に」など代表作のほとんどが、ほぼ制作順に収められている。

  • メキシコの朝

    ¥550 D・H・ロレンス 鈴木新一郎

    ロレンスの紀行第三弾。米国ニューメキシコ州に住む女富豪メイベルは『海とサルデーニャ』に興味を覚え、インディアンたちを実地に見てほしいとロレンスを招いた。ロレンスは妻のフリーダとともにメイベルの農園に滞在した。のちに二人はメキシコを訪れた。そのときの経験は長編小説『翼ある蛇』に結実するが、同時にロレンスは何編かの旅行記を発表した。それをまとめたのが本書で、インディアンたちの踊りや祭りの観察からヨーロ

  • 好色一代男

    ¥1,100 井原西鶴 里見弴

    井原西鶴の処女作であり、当時のベストセラーになった出世作。好色一代男とは、色道の探求に生涯を賭けて悔いなき男という意味だ。その主人公である一代男こと世之介は、巨万の富を擁する上方町人の二世として生まれ、七歳にして恋を知り、六十歳には女護島遠征に船出したまま行方知れずになるが、それまでの五四年間を、一年を一章にする構成で五四章にまとめた好色一代記である。世之介は地方も含めてさまざまな場所に出向き、さ

  • 北越雪譜

    ¥880 鈴木牧之 池内紀

    江戸時代後期の商人、随筆家だった鈴木牧之が、生まれ故郷の越後の雪国の暮らしをつぶさに記した「雪国生活事典」。巻頭の「雪の形」から始まり、思いつくかぎりの雪と人との関わりを詳述する。雪中の絶壁から吊りおろした篭に乗って鮭捕りをしていた男の溺死、熊に助けられて数十日ともに暮らした男、知られざる雪中の洪水まで、わずか200年前の越後に生きた人たちの暮らしがよみがえる。牧之は縮商でもあったから、その方面で

  • エラリー・クイーンの冒険

    ¥770 エラリー・クイーン 井上勇

    この作品はエラリー・クイーンがみずから編纂した最初の短編集で、一九三四年に刊行された。すでに「国名シリーズ」も区切りがつき、4編連作の「ドルリー・レーン悲劇シリーズ」も終わり、圧倒的な人気を博していた時期の発表で、それまでに書いていた短編の中から自信をもってまとめた11編の作品からなる。クイーンは深い造詣を生かして一九五〇年に「クイーンズ・クォラム」というタイトルで推理短編集106点を選んだが、そ

  • 細雪(上)

    ¥770 谷崎潤一郎

    大阪船場(せんば)の旧家、蒔岡(まきおか)家の四人姉妹、鶴子、幸子、雪子、妙子の優雅な日々の営みが、京の花見、螢狩り、月見などの四季の風雅を背景にして美しく織り成されていく。感性美を生涯追い求めた著者が、流麗な筆致で描く美の世界。発表当初の掲載禁止という当局の弾圧にもかかわらず、第二次大戦下の昭和18年から蕩々と書き続けられた本作は、5年余の歳月をへて昭和23年に完結した。時局に迎合することを拒否

  • 細雪(下)

    ¥770 谷崎潤一郎

    大阪船場(せんば)の旧家、蒔岡(まきおか)家の四人姉妹、鶴子、幸子、雪子、妙子の優雅な日々の営みが、京の花見、螢狩り、月見などの四季の風雅を背景にして美しく織り成されていく。感性美を生涯追い求めた著者が、流麗な筆致で描く美の世界。発表当初の掲載禁止という当局の弾圧にもかかわらず、第二次大戦下の昭和18年から蕩々と書き続けられた本作は、5年余の歳月をへて昭和23年に完結した。時局に迎合することを拒否

  • 細雪(中)

    ¥770 谷崎潤一郎

    大阪船場(せんば)の旧家、蒔岡(まきおか)家の四人姉妹、鶴子、幸子、雪子、妙子の優雅な日々の営みが、京の花見、螢狩り、月見などの四季の風雅を背景にして美しく織り成されていく。感性美を生涯追い求めた著者が、流麗な筆致で描く美の世界。発表当初の掲載禁止という当局の弾圧にもかかわらず、第二次大戦下の昭和18年から蕩々と書き続けられた本作は、5年余の歳月をへて昭和23年に完結した。時局に迎合することを拒否

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