引き続き《囲炉裏》にまつわるエピソードが描かれる。実は雑誌『ガロ』に掲載されたタカオのアマチュア時代のデビュー作も《囲炉裏》にまつわる話だった。そこでそのデビュー作を描き直すという大胆なチャレンジ企画を敢行! 悲しき母娘の物語が作者自身の手で完全リメイク! また後半はタカオの頑固で厳しい明治生まれの祖父、その様々な姿を描いた「横座」、そして大工であるタカオの父に関しての様々なエピソードを描いた「A
ここは矢口プロ。締め切り間近のそんな中、マンガ家・矢口高雄のもとに一通の速達が届く。差出人は親友・加瀬谷正治。その内容は…バチヘビが現われただと!? そして正治はこれを機に地元の有志をつのって【バチヘビ探索隊】を組織、徹底的に捕獲作戦を開始するというのだ。これを行かずは男の恥だ! 正治の一報を受け、矢口高雄と矢口プロの面々は急遽、秋田県のとある山奥へと向かった! さらにバチヘビ捕獲に執念を燃やす沓
山に向かって叫ぶと同じ声が返ってくる。誰がモノマネしてるんだ? こんなの人間の仕業じゃない! 一体何なんだ!? そんな疑問をアバにぶつけると、アバはその正体が《ヤマビコ》だと教えてくれた。しかもそれは木の枝になっているらしい。ただし冬にならないと見ることが出来ないそうだ……ヤマビコの正体とは一体何なのか!? ああ、冬が待ち遠しい!! 好奇心旺盛な少年・タカオが《ヤマビコ》の真相に迫る!!|見上げれ
新しい釣りのエサを求めていたタカオは…ついにハチノコに辿り着いた。その読みは見事に的中、好釣果となった。そうなったらもう止まらない。次々と蜂の巣を落としてはハチノコをゲットしていくタカオ。しかし調子にのりすぎた……ついにアシナガバチにブスリと刺されてしまう。そんなタカオにじいちゃんは《秘密の呪文》を教えてくれた。この呪文を唱えれば絶対ハチに刺されないというのだ! タカオが恐る恐るその怪しい呪文を試
好奇心旺盛で野山を駆け巡る少年・タカオだったが、実は虚弱な一面も持っていた。特に風邪にはまるっきりですぐにダウン。冬には生死の境をさまようこともあった。そしてそんな状況になってもタカオのじいちゃんは、銭がないからと医者に行かせてくれなかった。そんなタカオに弟が生まれた。出稼ぎ中のオドに代わって名前を考えることになったタカオ。富雄と名付け、大層かわいがっていた。しかし富雄が2歳になった時、流行病の「
楽しかったカジカ突き。その思い出の中にどうしても忘れることの出来ない一件があった。小学校五年生の夏。親友の正治とカジカ突きに行った時……ヤツに出会った! 胴体がぶっとくてシッポが短いおかしなヘビ……そう! 《バチヘビ》だ! 当時は惜しくも逃がしてしまったが時は流れ、マンガ家となり、スランプの末に生まれたのがあの名作『幻の怪蛇バチヘビ』だった! そしてそのマンガは日本中に大反響を呼ぶことになる。あの
少年・タカオが大人になり、銀行員からマンガ家となった。連載デビュー作の原作者はあの大御所・梶原一騎だった。打ち合わせの中で、梶原からペンネームにしてはどうかと提案される。タカオは自身のある思いを語り始めるのだった。また自身の本名「高橋高雄」がどうにも気に入らない&その由来のエピソードも必見。さらに子ども時代の《みちくさ》と《囲炉裏》にまつわる様々なエピソードも満載。大自然の中、あちこち寄り道して遊
少年・タカオはアバに《天突き棒》と呼ばれていた。天突き棒とはトコロテンを突き出す時に使う棒のこと。食事をするとたちまちにもよおしてしまい便所へ駆け込む。そんなタカオの姿を見て思いついたそうだ。そしてその棒はところ構わず襲ってくる。例えば山でバライチゴやら木の実をちょこっと食べても突き出してくるのだ。今日もご多分にもれず突き出してきたので仕方なく草むらでいたしていると、目の前に一匹のチョウが……。あ
強い吹雪で呼吸できなくなり死んでしまうことがある「ふきどり」……そんな恐ろしい話をアバから聞かされた太平。《ふるさと》は2月の猛吹雪に沈黙していた。家では妹のミズナがひどい風邪で寝込んでいた。太平は家の仕事を妹に押し付けサボってばかりだった。それで体調を崩して…。そんな太平を叱りつける良平。冬を乗り切るためには家族が力を合わせなきゃやっていけないと諭す政信。太平は大いに反省し、妹のために何が出来る
小雪が夜になって少し勢いを増した。大根の収穫の時、ミズナは政信の車の助手席に座る人影を目撃していた。あの髪の毛の色、政信の車、沓沢先生の慌てぶり……そうかママが来てたんだ! 恋しいはずの母親とのニアミス。ただミズナには素直に喜べない母との《思い出》があった。父と母がこうなったのもあの日からだ……。一方、良平は沓沢先生、政信、オドと今回の件について話し合っていた。2人の間にあった「何か」には立ち入る
最近、東京から《ふるさと》へと戻ってきた良平の幼馴染のチエ。その娘、転校生のかおりはスポーツ万能、勉強はバッチリ、さらにべっぴんさんということもあり、あっという間に男子憧れの存在になった。特に正勝は彼女にベタ惚れ。しかもよりによって太平に恋のアシストを頼むのだが……太平、大丈夫? さらに太平は、ひょんなことでカッコウの托卵現場を目撃。沓沢先生のサポートのもと、不思議な生態を持つその鳥の観察を続ける
昨日も雪。今日も雪。飽きずに振り積む雪。そんな真冬の川で太平は不思議な光景を目撃する。川に入った老人がガッチーンと石を叩いてるのだ。話を聞くとこれは《ガッチン》と呼ばれる冬の伝統漁法。冷たい水の中、石の下でじっとしている魚を大きな音で気絶させてしまうのだ。その名人・茂作じいに《ガッチン》を習うことになった太平だったが、このガッチン漁、実は漁業組合法で禁止されているものだった。それでも茂作じいは漁を
ママ……ボクたちは今、パパの田舎に向かっています。何故、見送りに来てくれなかったのですか? 《ふるさと》……東北地方・奥羽山脈。そのふもとのとある小さな小さな《おらが村》こと日暮村。ここへ家族3人が移住してきた。父・良平の《ふるさと》へとやって来た太平とミズナは、父の幼馴染・政信、その妹・かつみ、アバ、オドに支えられながら都会生活とはまったく異なる生活を始めることになった。都会っ子には過酷すぎる大
京子の容態が思わしくない。東京の病室へ駆けつけた良平は、眠り続ける京子の枕元で2人の思い出の数々を辿っていた。そして良平はある決断を下す。一方、日暮村で太平とミズナは、母の命が消えかけていることも知らずに野山を駆け回っていた。そしてついに良平から連絡が入る。「ママが死にそうだって……」。母危篤の知らせを受けた太平とミズナは政信と共に急遽東京へと向かうのだった……。その車中、太平は突然つきつけられた
奥山から次第に里に向かって進んでゆく秋。登校中に正勝がとんでもないことを言い出した。「天下森のアケビが食い頃らしいな…」。太平はまだアケビというものを知らなかった。正勝は学校を休んでこれから食べに行こうという。それはつまり…ズル休み!? 親友の手前ツッパってしまい、はたまたアケビの誘惑にも勝てず、太平もズル休みすることに…。だが初めて食べたアケビは予想外の美味さだった! しかし腹が満たされ草の上で
太平と正勝が《バチヘビ》を目撃したという情報は、またたく間に村中に知れ渡り、村を巻き込んでの大騒動となった。中でも自称バチヘビ博士・沓沢先生は大ハッスル! その情熱ほとばしる熱き大演説は村人の心を大いに沸き立て、村あげての《バチヘビ捕獲大作戦》が実行されることになった。敵はこれまでに生け捕りどころか死体さえも発見されたことのない《幻の怪蛇バチヘビ》だ。太平、正勝、良平、政信はもちろん村人たちも様々
《ふるさと》はもう4月。麗らかな春の日。ついに農業一年生の父の活動が始まった。初めての米作りにチャレンジするのだ。そのために毎日遅くまで勉強を続けてきた。そんな父の姿を見て太平とミズナは誇らしく感じていた。今日は《比重選》の日。農業の大先輩・政信に指導を受けながら、種籾選別に四苦八苦していた。一方、太平はミズナからネコヤナギ発見の情報を聞き、いても立ってもいられず早速2人で取りに行くことに。だがし
奥羽の山々にトチの花が咲きだす頃、決まって《ふるさと》を訪れる人がいる。九州の菜の花を皮切りに、本州~奥羽~最後には北海道まで、花を追いかけて旅を重ねる養蜂家の南さん夫妻だ。蜜がたっぷりと詰まったミツバチの巣を初めて味わい超感動した太平は早速、親友で悪友の正勝にもおすそ分けをする。が、正勝はこんなんで喜んでるのはセコいと言い放ち……その夜2人は南夫妻の養蜂場に忍び込んでいた。目指すは採蜜ドラムの底
日暮村の正面にデーンとかまえている太平山も燃えるような紅葉で色づく頃、政信には春がやってきていた。ついに子どもが生まれる! 出産のため実家の東京に帰っていた妻から陣痛が始まったと連絡があり、政信は大慌てで東京へと向かった。太平は「東京から嫁っコが来る!」ってことで当時は大騒ぎだった、と沓沢先生から《おらが村の嫁問題》を力説されるが、小学生には難しい話。そんな話より、岩魚の産卵シーンに心を奪われてい
「渋屋……歌姫は死んだんだ」。そう神野は告げた。かつて演歌の女王、ジャパニーズ・ブルースの歌姫と云われた青空つぐみ自らが歌作りを依頼した。作詞家の神野、作曲家の渋屋に。しかしレコーディングを目前にその歌姫が死んでしまう。幻の曲はお蔵入りとなっていた。今や芸能プロの社長となった神野は、その曲を復活させようと渋屋に話を持ちかけるも、かたくなに拒まれてしまう。「あの歌だけはヘタな奴に歌わせたかねえ」。あ
並び替え/絞り込み
並び替え
ジャンル
作者
出版社
その他