その夜、初めて秘密の願望を口にした。「私の両手をベッドに縛り付けて動けないようにして」寝室の壁に張り巡らされた巨大な鏡が見ている。夜ごと私が深紅のシーツの上で繰り広げる恋人たちとの淫靡な時間を――金曜の夜。ジョージが来た。「その髪は何だ」富豪の彼に不機嫌に言われ、急いでポニーテールにして寝室に入る。と、ベッドに腰かけていた彼はやおら立ち上がった。「俺の望みはわかっているだろ」ひざまずかせた私の髪を
むきだしのお尻を叩いて、甘い割れ目を舐めてイカせてほしい――!エルはある日、親友のサーシャに誘われて、彼女の知人ステファンおじさんが住むというベネチアへ行くことになった。運河に面した大邸宅。夢のようにゴージャスな、素晴らしい休暇になる――はずだった。ところが、その夜、遠くから女の喘ぎ声がもれ聞こえてきたのだ。驚くエルが部屋を覗くと、そこには美しいサーシャの白い裸身が闇に浮かび上がっていた。豊かな黒
「先生、僕にお仕置きをしてくれる? 悪さをしちゃったから」弟の結婚式の夜、寝苦しさに私は裏庭に出て長椅子に寝そべっていた。「何をしているの?」驚いて地面の上の眼鏡を探る。声の主は弟の親友イーサンだった。ネクタイを締めたシャツの襟元を緩め、くつろいだ様子だ。私は恥ずかしさのあまり顔を赤らめた。無防備なパジャマ姿でビン底のような眼鏡をかけているのだから。彼は大きな手で私の足首をつかんで脚を持ち上げ、隣
「隠れてないで出てこいよ――スカートを脱いで、パンティに手を入れて」ドリューはルームメイトだけれど、私たちはそれほど親しいわけじゃなかった。彼はハンサムで、体もたくましくて、寡黙だけれど女の子にモテるタイプ。ある日、ランドリールームから間違って彼の洗濯物を持ってきてしまった。私はそれを彼のクローゼットに返そうとしたのだけれど……。部屋のドアが開いた勢いでクローゼットの扉が閉まり、ドリューが入ってき
ご主人様の指がコルセットの中へ滑り、乳首をつままれた瞬間にイってしまったのは秘密。貧しく、読み書きもできないメイドのアメリアは、毎週火曜日の朝、黒いヴェールで顔を隠し、読めもしない詩集を手にして、ベンチに腰かけ、伯爵のエイドリアンが馬車で通るのを待つ。彼の姿を、人目を気にせず見つめたい――ただそれだけの理由で。屋敷の鼠くらいの存在でしかない私が、伯爵に恋をしているなんて知られたら……。ああ、それな
毛むくじゃらの手で愛撫され、美女は快感で絶頂に達した。囚われの身である私に対して、野獣は常に紳士的に振る舞った。毎夜プロポーズを拒んでも、彼は決して逆上したりなどしなかった。だがある晩、うなされる野獣の声にいてもたってもいられず彼の寝室に飛び込んだ私は、大きな間違いを犯したことを悟る。野獣は、乳首も脚のあいだの陰りも完全に透けた私のナイトドレス姿を見て恐ろしいうめき声をあげ、警告した。「それを破ら
老齢の王への貢ぎ物にされる前夜――筋骨たくましい兵士が、寝室に現れた。「女にとっての“肉体の悦び”をぼくが教える」明日、フィロミーナは見知らぬ男ベンヴェヌート王の妃となる。少女の頃から、自分には愛する人との結婚という選択肢がないことはわかっていた。もっと大人になると、女の悦びを求めることも叶わないことを知った。フィロミーナは、王宮の回廊に立つ、りりしい戦士の裸像を見つめながら思った。あんなにたくま
見られることがこの上ない歓び――異常な性癖をもつ皇后様は、熱い快感に酔い痴れ…。召使いたちの前で、こんなことをされるなんて!その皇后は国でたいそう人気があった。美しく機知に長け、夫の皇帝とも仲睦まじい。だが皇后にはひとつだけ、奇妙な性癖があった。それは、見られることに異常なまでの歓びを見出す“露出癖”があること。ある晩、ついに皇后は生まれたままの姿で晩餐会に現れた。「どう? 新しい仕立て屋につくら
“ハーレクインの三大ヒーロー”と呼んでも過言ではない、ギリシア、イタリア、そしてスペインに生まれた美しきヒーローたちの魅力をご堪能いただけるロマンティック・アンソロジーです!収録作品 『愛のシナリオ』『トレヴィの泉に願いを』『情熱の取り引き』*本書収録の『愛のシナリオ』は既に配信されている作品となります。ご購入の際は十分ご注意ください。
リジーは長年ティレルを慕ってきた。相手は名だたる伯爵家の長男。決して実らぬ恋とわかっていた。それでもせめて美しい姿を見せたいと、伯爵邸での仮面舞踏会の夜、彼女は懸命に着飾った。舞踏室で海賊服の男性に声をかけられ、見るとそれはティレル本人だった。驚くリジーに迫り、彼は言った。「深夜12時に、西の庭で待っている」信じられない誘いに舞い上がるリジーだったが、誤ってドレスを汚してしまった姉に衣装を交換する
カジノホテルでショーに出演するカーリーは、信頼できる友人と愛するペットに囲まれて自由な生活を楽しんでいる。唯一の悩みは新しい隣人のこと。同じホテルで働くウルフガングは犬嫌いなうえに堅物で傲慢で、彼女とペットを目の敵にする。そんなある日、カーリーは部屋に怒鳴りこんできたウルフガングと、はずみから情熱的なキスをしてしまう。ところがカーリーが激しい欲望に駆られたのもつかの間、彼は体を離して言い放った。「
侯爵であるおじの厚意で社交界デビューの機会を得たイザベラは、平穏な結婚を望んでいた。情熱がもたらす身の破滅は、母の過ちと惨めな生活から痛いほど学んでいる。イザベラは代わりに、魅惑的な死神と令嬢の恋物語を小説に描いて満足していた。そんなある夜、舞踏会でふいにざわめきが静まり、完璧な装いのブラック伯爵が登場した。初めて見る悪名高き伯爵は謎めいた魅力にあふれ、危険そのもの。妖しい死神のような漆黒の髪と青
侯爵令嬢ルーシーは、きらびやかな社交界の花という仮面の下に、愛されたいと願う気持ちを隠していた。彼女に無関心な両親が望むのは、爵位のある男性と結婚して跡継ぎを生むことだけ。父が押しつけてくる花婿候補のサセックス公爵は堅物で冷ややかで、キスさえも礼儀正しい。確かにハンサムかもしれないけれど、彼には心なんてないに違いないわ。周囲が公爵を賞賛するほど、ルーシーの心は頑なになった。だがあるとき、彼女の向こ
~こんな刺激、初めて! 官能オトナ女子ノベル~極上エロティック&官能ロマンスレーベル【エロティカ・ラブロ】からお贈りするのは、超絶センセーショナル・エロティック短編! 『うぶなメイドは侯爵様に抗えない~』『イケメンの異常な執着愛に溺れそうです』の傑作2編を収録。①『うぶなメイドは侯爵様に抗えない』ご主人様、どうか私を罰してください――イギリスの由緒正しき侯爵邸でメイドをしているローズは、雇い主の侯
2週間前、モリーはアッシュフォード・ホールのメイドに雇われた。美しい容貌の主アッシュフォード卿は、堕天使さながら気に入らないことがあれば使用人たちを容赦なく怒鳴りつけ、激しく叱責する。ある日、図書室ではしごのてっぺんに立ち、本の埃取りをしていたモリーは、物音に気づいて振り返った。ご主人様のブルーの目がモリーを見上げていた。はしごの一番下の段に乗ったご主人様の手が、スカートの下を這い上ってくる。逃げ
囚われの身である私に対して、野獣は常に紳士的に振る舞った。毎夜プロポーズを拒んでも、彼は決して逆上したりなどしなかった。だがある晩、うなされる野獣の声にいてもたってもいられず彼の寝室に飛び込んだ私は、大きな間違いを犯したことを悟る。野獣は、乳首も脚のあいだの陰りも完全に透けた私のナイトドレス姿を見て恐ろしいうめき声をあげ、警告した。「それを破られたくなかったら、むこうを向いて膝をつけ」恐怖のあまり
久しぶりに出席した社交界のパーティで、公爵令嬢エリザベスは高揚した気分を味わっていた。目が見えなくなってから人目を避けて暮らしてきたけれど、勇気を出して来てよかった。ところが知り合った紳士と会話を楽しんでいたとき、険悪な声の人物が割り込んできて、彼女を連れ去ってしまう。アリンウィック侯爵! いつもはエリザベスと距離を置く侯爵は、一方的に彼女をふしだらだと罵ると、獣のように野蛮に唇を塞いだ。エリザベ
子爵令嬢のブランシュは過去に婚約をしていたが、訳あって自ら身を引いた。以来、結婚とは無縁だったが、父が他界したあと彼女のもとに多くの求婚者が来るようになった。どうせ皆、財産狙いだと思うと気が沈む。すると、そんな様子を見かねた親友が一計を案じ、ブランシュの元婚約者の弟レックスの領地を旅行しようと誘った。社交界で“世捨て人”と呼ばれる彼に、ブランシュが恋心を抱いているのを見抜いていたのだ。そうとも知ら
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