演劇部の憧れの先輩・亮を追いかけて同じ高校に進学した街子。既に芸能人として人気のある亮に対し引け目を感じていたが、彼の変わらぬ態度に街子は有頂天になる。しかし亮に「ただの後輩」と突き放されたうえ、彼のファンに囲まれ責められてしまう。そんな街子を助けてくれたのは、亮と同じアイドルグループで活躍しているセイジで…!? 芸能人達とのセンセーショナルな恋愛を描く表題作に加え、年の離れた幼馴染の一途な恋物語
彼氏に別れを告げられ傷心の富美子・通称「トム」は、夜のバーで酒に溺れていた。酔いつぶれたトムが翌朝見知らぬ部屋で目を覚ますと、そこには化粧をした変な男が――!? その後もかなり風変わりなその男・春海のことを警戒していたはずのトム。しかし元彼との思い出の詰まった湘南から逃げ出した彼女が向かった先は、春海の部屋で……。
ある夜、家出をしたという友人・千尋から美崎のもとに連絡がくる。無垢という言葉がピッタリな「正真正銘のお嬢さま」である千尋を心配し、美崎は恋人の俊一にアルバイトの紹介を頼む。俊一の勤めるデザイン事務所で働き始めるも、千尋はあまりの世間しらずな言動で周囲を驚かせた。しかし、俊一はそんな千尋の姿に違和感を感じて…!? 表題作の「お嬢さまにはわかるまい」他、女性の恋と生き様を描く「風のカーニバル」と「週末
きっとこの世の中には私にぴったりの人がいるはず――そう信じて一生添い遂げられる相手が現れるのを待っていた可南子。偶然ホテルのロビーで大人気タレント・大西雅也とひとこと言葉を交わしたことをきっかけに、それまでまったく興味のなかったテレビ番組やコンサートに心躍らせるようになるが……。オトナ女性の不器用な恋を描いた短編集。
東京発の新幹線最終便――別名シンデレラ・エクスプレスでは様々なドラマが生まれる…。 売り出し中の女優・沙恵は毎週日曜に新幹線で恋人のもとへ通っていた。しかしスキャンダルを撮られたことをきっかけに、彼と仕事、そして沙恵を見出してくれた社長の間で気持ちが揺れ動き……。 恋と新幹線にまつわるオムニバス全4編を収録。
何かと理由をつけ地元への帰省を避けていた友哉だったが、父親からの再三の要請に負け5年ぶりに実家へ。しかし、可愛い息子からきらびやかな女性へ変貌した友哉の姿を見て家族は大混乱! さらに友哉は、当時泣き虫だった自分をイジメていた麻彦と女の姿で再会して…。 東京下町で恋に生きる男・新太郎の賑やかな日々を描いた「SHINTARO綺譚」シリーズも同時収録。
7年前に蒸発した邦彦。彼の残した東京の一等地にある家で待ち続けていた美佐だったが、ずっと支えてくれていた邦彦の後輩・寺町の想いを受け入れ新しい生活を考え始めていた。しかし、邦彦が突然美佐のもとに帰ってきて…!? 表題作「東京エスニック」シリーズ3編に加え、読み切り作品「落ち込んでる場合じゃない」「フラッシュ・バック」の2編を収録。
美人でスタイルも良く英語も得意な広瀬。彼女の傍若無人な行動に振り回される周囲をよそに、本人はスチュワーデスの仕事をなかなか気に入っていた。ある日のフライトで人気タレント・雅樹が搭乗するも、広瀬は特に興味がなくいつもの通りに接客をした。すると雅樹から広瀬に突然プロポーズの申し出が…!? ※作品が発表された当時の表現を尊重し、「客室乗務員」を「スチュワーデス」と表記しています。ご了承下さい。
「今日は私の第2のデビューの日」――モデルの一美は、恋人と別れ心機一転引っ越しした直後、新人モデル・ハルと出会う。年下で身長も一美より低いハルから、一美に会いたくてモデルになったと告白されて…!? 女性たちの様々な節目の「デビュー」を描いたシリーズ3編と、不器用な初恋と家族の物語「青山のレストランにて」を収録。
相変わらずスチュワーデスらしからぬ行動を繰り返していた広瀬。ある日ベテランのスチュワーデス・安西に厳しい指導をされた広瀬は、安西に対し真っ向から反発の態度をとる。しかし広瀬はその後、品行方正な安西の不倫場面を目撃して…。バーのマスター・七緒と幽体の少女・花江との触れ合いを描いた「SEVEN」も収録。 ※作品が発表された当時の表現を尊重し、「客室乗務員」を「スチュワーデス」と表記しています。ご了承下
街で声をかけられた大学生・信次にお金を騙し取られてしまった真里亜。その後偶然再会し返金の約束をとりつけたが、信次に詰め寄っているところを彼の兄・実に見られてしまう。信次の恋人だと誤解されたまま、真里亜は実の経営する牧場に連れていかれて…?
恋美はステキな男性との結婚を目指し大手広告代理店に入社する。今まで嗜んでいた酒やタバコは封印し、遊び仲間とも鉢合わせしないように用心しながら、理想の男性・並木と順調に交際を進めていた。しかし、並木とのデート中に昔の彼氏・恭兵が現れて…。 どんな男よりも強い恋美の恋愛は、果たして成就するのか――?
エリートで優しい夫と離婚した乃里子。表向きは彼の浮気が理由であったが、乃里子は他人に説明し難い彼との感覚のズレにずっと苦しんでいた。離婚後、仕事に復帰した乃里子は小説家の沢と知り合う。プレイボーイと噂の沢とは一定の距離を取っているつもりの乃里子だったが…。 表題作「気分でランチ」ほか、義理の姉弟の危なげな関係を描いた「幻プロポーズ」など、短編全5編を収録。
ひとり娘の歩を連れて7年ぶりに日本に戻ってきた聖。しかし、聖が育った骨董店では養父の葬式が執り行われていた。自分の出自も聞けぬまま、遺されたのは「金庫の小箱を夫人がとりにくるまで店の営業を続けること」という遺言のみ。箱の中には二束三文の指輪が入っているだけだったが、それは聖に深く関係する代物で……。
いつからか、どんな男性に対しても本気で恋ができなくなっていた比佐子(ひさこ)。芸能プロダクションの事務職に就いていた彼女は、ある日女性アイドルのお目付け役としてマネージャーに抜擢される。しかしクライアントとの会食の場で、昔の恋人・修一と再会して……。 表題作「迷子の儀式」を含む短編全5編を収録。
美容整形外科のクリニックに転職した小松川海。初日から副院長・早瀬圭一に顔の造形についてダメ出しをされて腹をたてる。その後圭一の陰口を言っているのを本人に聞かれてしまうも、逆にからかわれてしまい、海の圭一に対する印象は最悪に。そんな中、海がカルテの整理をしていると、妹のカルテを見つけてしまい…?
遊び人の彼にフラれた友子は、大学を辞め「いい女」になるべくハウスマヌカンを目指す。やっとのことで小さなブティックに雇ってもらうが、店のオーナー・百瀬は世間離れの変わり者。しかも友子の理想とは全く異なる可愛らしい服を着せられて、不満は募るばかり。しかし、たびたび百瀬の意外な一面を見た友子は……。
出版社で受付嬢をしながら「小泉桃子」というペンネームでエッセイの連載をしている「その子」。いつものようにニコニコと受付業務をしていると、新進作家・横浜五郎に難癖をつけられる。もともと横浜五郎の作品に惹かれていたその子は、ひょんなことから彼の秘密を知り、ふたりの距離は一気に縮まる。しかし、その子にはある重大な欠点があって…?
海は圭一に産婦人科医を紹介してもらい妹を連れて行こうとするが、当の妹が姿を消してしまう。 一方、たびたび海を訪ねてくる克己が気に食わない圭一は、自分の気持ちを素直に海に伝える。しかし、海は圭一の以前の恋人だという「佐絵さん」という女性の存在がどうしても気になっていて…。
妹のボーイフレンド・克己に言われた言葉が気にかかり、圭一のことを意識してしまう海。圭一を訪ねてきた美女との話を盗み聞いていると、彼の意外な一面を知ってしまう…? さらに、克己がまたしても海の職場にやってくる。邪険にする海だったが、妹に関して衝撃の事実を聞かされ…。
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