よるべのない彼女に残された道は、悪魔のような富豪にひざまずくこと。ある朝、アンバーは訪ねてきた男性に叩き起こされ、すぐにアパートメントから退去するよう言い渡された。その男性──実業家コナルが新しい所有者なのだという。頼る人もない彼女は、着の身着のままで家を出るしかなかった。なんとかウエイトレスの職を得て、アンバーが泥酔客の相手をしていると、そこへ突然コナルが現れ、強引に店から連れ出した。私をどうす
初恋の痛手から、24歳の今も恋愛未経験のモデルのヘザー。女性との噂が絶えない会社重役レイスの強引な誘惑から逃げ出すが、彼はどこまでも彼女を追いかけてきて…。
美貌を武器に次々と恋人を作っては、容赦なく捨てる悪女。モデルのヘザーには、いつもそんな評判がつきまとっていた。それが深く傷ついた初恋のせいだと知っているのは、従姉だけだった。だが今回ヘザーに言い寄ってきたレイスは、いつもの相手とは違った。危険なまでの魅力をたたえ、彼女への熱い関心を隠さない。レイスはモデルの仕事にかこつけてヘザーをオフィスに呼び出し、愛人になることを条件に大きな契約の話さえ持ち出し
豪奢なホテルで催された華やかなパーティに、リセインは恋人のザックとともに出席した。ザックは敏腕法廷弁護士で、力強いオーラを放つ大富豪。リセインは彼と一緒にいるだけで身も心も満たされる。だが、彼を狙って近づいてくる女性は数知れない。その夜も黒髪の美女アレグラが、あからさまに誘いをかけていた。こんな場面に遭遇するたびに、リセインの心はざわつく。わたしとザックは恋人。でも彼は結婚について触れもしない……
双子の姉が緊急入院したと聞き、ブロッサムは子守りに駆けつけた。夜、子供たちがようやく寝てくれたとき、来客があった。ザック・ハミルトン。姉の夫が勤める会社のオーナーだ。長身でハンサムなザックに、ブロッサムは心を動かされたものの、過去のつらい経験から、もう恋はしないと決めている。ザックの強引な誘いにも抗いつづけた彼女だが、ついに食事に行く約束をしてしまう。退院してきた姉は彼の女性遍歴を耳にしていて、あ
ナサニエル・ウルフはある日、仕事場に現れた人物を見てパニックに陥った。なぜだ、20年も経った今になって――その男は、複雑な血筋で構成された名家ウルフ家の過去を知る人物。彼は通りがかりの仕事仲間ケイティの腕をつかみ、乱暴に言った。「僕をここから連れ出してくれ、早く」憧れのナサニエルからかくまってほしいと頼まれ、ケイティは戸惑いながらも彼を自分のアパートメントへ案内した。ふだん自信家で冷静な彼の瞳に、
セリーナは、唯一の肉親だった祖父の葬儀に現れた男性を見て驚いた。リオン――6年前、祖父のビジネス取引の一環として結婚したが、ほんの8週間でその結婚生活は終わりを告げた。私の寝室に若い男性がいたのをリオンが誤解したからだ。まだ愛していたけれど離婚し、2度と会うつもりはなかったのに……。だが祖父の遺言内容を知り、家政婦に何も遺されていないとわかると、そのお金の工面をリオンに頼むしかないことにセリーナは
シーク・バヒールはモンテカルロのカジノで負け続けていた。それもこれも、数日後、旧知のマリーナと再会し、トスカーナまで送り届けることになっているせいだ。4年前、2人は情熱的な数週間を過ごしたが、ふとした諍いで険悪な別れ方をしていた。そんな彼女に再び会い、また情熱をかき立てられるのはごめんなのだ。一方のマリーナも、彼との再会をためらう半面、あれ以来秘密にしてきたことを打ち明けられる機会だとも考えていた
この人の目は私の息子、オリヴァーと同じだわ。清掃員の仕事を首になった直後で、憔悴していたアニーにも、託児所にいきなり現れた男性の正体がすぐにわかった。私をレイプしたアントニオの血縁に間違いない。もしオリヴァーを引き取りに来たのなら、追い返すだけ。望まない妊娠だったとはいえ、息子を愛している。「ぼくはその子の伯父だ。きみたち親子をシチリアへ連れていく」ファルコン・レオパルディと名乗った男性に宣告され
祭壇の前で初めて会った“夫”に、無垢な花嫁は恋をした。一度も会ったことのない男性と結婚することになるなんて……。カリプソは暴君の父親に強いられ、バージンロードを歩いた。ギリシア屈指の富豪、アクシオスが待つ祭壇へ向かって。両家が交わした契約に則り、1億ユーロの…
黒衣の花嫁の祈りが、失われた愛を呼び覚ます。亡夫の埋葬を終えた直後、ララは車で連れ去られた。驚いたことに、運転していたのは元恋人の富豪チーロだった。2年前、結婚間近の二人は借金まみれのララのおじに誘拐され、怪我をしたチーロをかばってララは許しを乞うが、お…
レイフはある日、イタリア生まれの父に頼みごとをされた。シチリア島に飛び、父が若いころに不義理を働いた人物に会って、かわりに謝罪してきてほしいというのだ。さっそく赴いたレイフは、道中で怪しい二人組にいきなり襲われた。取り押さえてみると、それは老人と息をのむような美女だった。キアラは、知らない男との結婚を父が企んでいると知って唖然とした。闇の世界に精通する父のことだから、すべては父の利益のためだろう。
砂漠の王国ザラートで、モリーは王室の晩餐会に出席していた。イギリスの女子校で教えている日常とはかけ離れた世界だ。とはいえ、実はモリーはザラート国皇太子の異父妹で、彼女の母は国王と離婚後、イギリスで再婚してモリーを設けた。国王の元お妃の二度目の結婚はザラートでは公にされておらず、王家の隠し事は同席した隣国の王位継承者タイールの誤解を招いた。無口なイギリス人女性が皇太子と視線を交わすのを目撃した彼は、
アレグラは十八歳の誕生パーティに現れた裕福な男性――ステファノに心を奪われ、一年後に彼との結婚が決まった。だが、結婚式の前夜に父親とステファノの会話を耳にして、衝撃のあまり家と故郷を捨てた。この結婚が男たちの“取り引き”に基づいたものだと知ったのだ。あれから七年、アレグラはロンドンで自活しながら、過去のことを忘れて前向きに生きようと務めていた。ところが、従妹の結婚式でステファノと再会し、いまも彼の
「マルコ・ロンバルディが単独インタビューに応じるそうよ」上司である編集長の言葉に、イザベルは驚きと興奮をおぼえた。マルコは企業を買収しては売り飛ばす手法で巨万の富を築き、若くしてビジネス界のスターにのしあがったイタリア人富豪だ。そして、私の祖父の会社も餌食にし、幸せだった家族を崩壊させた人。この取材で彼の尻尾をつかみ、その非道さを世に知らしめたい……。マルコは予想どおり傲慢な人物で、会うなり命令口
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