倒錯的なプレイをしてみたい――秘密の願望はその夜、現実のものになった。メアリーが部屋に入ったとき、夫は若い男性客とブランデーを楽しんでいた。端整な顔立ちのその青年が言った。「こちらにおいでください。あなたをじっくり拝見したいので」彼は近づいていったメアリーのドレスを腰まで引き下ろし、ペチコートを引きはがした。「いけませんわ……おやめになって……」半裸の彼女を見つめる、青年と夫の舐めるような視線。青
私…眼鏡以外、何も身につけていないわ!カーテンの隙間から美しい全裸の男性が見える。裁縫サークルに集った淑女たちは、紅茶とケーキを前に刺激的なお喋りに興じていた。「ルーシー、あなた、会を休んでいるあいだにアバンチュールを経験したのではない?」ルーシーはどきりとした。あの日、世にも美しい紳士と過ごした甘美な時間。あれは現実だったのかしら?興味津々の視線を浴びながら、彼女はみずからの体験を語りはじめた―
ハンサムで冷酷な悪党の隠れ家で、私を弄ぶ男がどんどん増えて…。「ハンサムな盗賊か海賊にさらわれて、無理やり体を奪われてみたいわ」たくましくて冷酷な悪党の隠れ家に閉じこめられたあげく、情熱のとりこになる。そのようすをほかの男たちに見られて、いけないことをされ、快感を覚える――そんな破廉恥な空想を、裁縫サークルで語ったプルーデンスは、帰り道でも相変わらず妄想に耽っていた。馴れ馴れしい愛撫やキスを受け、
「さかりのついた牝犬め。我慢できないのか」「はい……下着はぐしょ濡れです」「見せてみなさい」スーザンは休暇先で、ある写真集を恋人の目を盗んで何度も見返していた。19世紀の愛らしい乙女たちが、むきだしのお尻を器具や平手で叩かれている。こんな変態的な行為をもとめる人たちと同じ嗜好が、わたしにもあるらしい。ハンサムで優しい恋人にいたぶられる自分の痴態を想像すると、どうしようもなく興奮するのだから。スーザ
「大きい…ああ、すごく大きいわ」ずっと夢見ていた――彼のモノに貫かれる瞬間を。10年目の同窓会に、会いたい人はただひとり――。同窓会は、高校のホールで開かれた。私はいつ“彼”が現れるかとそわそわしながら、入り口のほうばかり見ている。ドリュー・ハートリー。学校一のハンサムで、バスケのスター選手だった。当時、彼とひょんなことから体育倉庫でふたりきりになったとき、私たちは舌を絡め合ってキスをして、彼は私
「爆発しそうでぎりぎりなんだ。パンティを脱がせてもいいだろう?」10年目の同窓会に、会いたい人はただひとり――。ミスター・ローレンス――高校3年のときの、数学の先生。当時から、授業中に目が合うたび、ほかの誰とも感じられない何かを感じていた。先生との間にはきっと何かがある、きっと先生も同じ気持ちでいるはず、と思っていた。高潔な先生は何もしなかったけれど、私は違う。いつも思い描いていた。先生が私にキス
下着を脱いで、窓から捨てて。いや待って…なんていやらしい匂いだ。パトリック・ダヴは、とてもハンサムで有能な私の個人秘書。くせ毛の淡い金髪に、スポーツ選手みたいにしなやかな身体つき。どんなにきつい会議でヘトヘトになっても、彼がデスクの脇で静かに微笑み、「おつかれさまです、ボス」と迎えてくれるだけで、重たい気分は霧のように消え去る。ある日、いつにも増して疲労困憊した私を見かね、パトリックが静かに言った
~こんな刺激、初めて! 官能オトナ女子ノベル~極上エロティック&官能ロマンスレーベル【エロティカ・ラブロ】からお贈りするのは、超絶センセーショナル・エロティック短編! 『うぶなメイドは侯爵様に抗えない~』『イケメンの異常な執着愛に溺れそうです』の傑作2編を収録。①『うぶなメイドは侯爵様に抗えない』ご主人様、どうか私を罰してください――イギリスの由緒正しき侯爵邸でメイドをしているローズは、雇い主の侯
パトリック・ダヴは、とてもハンサムで有能な私の個人秘書。くせ毛の淡い金髪に、スポーツ選手みたいにしなやかな身体つき。どんなにきつい会議でヘトヘトになっても、彼がデスクの脇で静かに微笑み、「おつかれさまです、ボス」と迎えてくれるだけで、重たい気分は霧のように消え去る。ある日、いつにも増して疲労困憊した私を見かね、パトリックが静かに言った。「あなたを数時間ほど連れ出したほうがよさそうだ」カフェにでも行
若く裕福な未亡人ソフィアは、上流婦人の“夜の生活”について助言を受けるため、マダム・シャムフルールの屋敷を訪ねた。応接間に現れたのは、並はずれて美しい官能的な笑みを浮かべた紳士――アンブローズ・シャムフルール。彼は相談に訪れる女性を不安がらせないよう女性の名を使っていると明かし、大きな両手で彼女の手を握った。と、その瞬間、ソフィアの下腹部に淫らな戦慄が走った。ふしだらにも、彼の指に体のほかの部分を
10年目の同窓会に、会いたい人はただひとり――。ミスター・ローレンス――高校3年のときの、数学の先生。当時から、授業中に目が合うたび、ほかの誰とも感じられない何かを感じていた。先生との間にはきっと何かがある、きっと先生も同じ気持ちでいるはず、と思っていた。高潔な先生は何もしなかったけれど、私は違う。いつも思い描いていた。先生が私にキスするところ。先生が私の胸を揉みしだき、いやらしいことを呟く。もう
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