龍一が狂ってしまったのではと案じた水野は龍一のもとを訪ねるが、龍一は心配も意に介さず、母と妹を水野に預けると伝える。しかし、水野から質屋殺人事件の犯人が自首したと聞かされた龍一は不意に頭痛に襲われ彼を追い出す。水野は龍一にも、龍一の家族にも自分が無力であることを実感するのだった。
ヒロシの存在が頭から離れない龍一はなにかしら行動を起こさねばと焦燥感を募らすものの、相変わらず街をさまよっては狭い自宅に帰るという日々を送っていた。一方、須貝もマリエがヒロシに取られると不安と焦りが止まらない。そこにヒロシが現れ…。
高校1年生・谷津賢三の夢はファッションデザイナーになることだ。学校の洋裁部に興味はあるのだが、女子が多く気が引けて、学校の笑い者になることが何よりも恐い…。そんな悩みを親友・須藤に相談したところ、なんと一緒に入部してくれることになり、ケンゾーはファッショの世界に飛び込むのであった!! ※ この作品は「原宿ファッション物語」の改題前作品です。1巻【第一章 7月・海岸線 16歳 その1】から1巻【第一
ケンゾーの親友・須藤正美が姿を消して2年が経過――医者の跡継ぎになることをやめ、どこで何をしているのかわからなかったが、苗字と髪型を変えて洋裁コンクールに応募していた。須藤は須藤なりに自分と向き合い、密かにケンゾーと同じ夢、ファッショデザイナーになる道を歩み始めていた。※ この作品は「原宿ファッション物語」の改題前作品です。2巻【第二章 冬の太陽 自立 その4】から3巻【第三章 東京ミッドナイト
転校先での新生活が始まった神崎袂は、以前よりも明るく胸を張って歩けるようになっていた。ケンゾーがいない東京の学校生活は寂しいが、彼からもらった勇気に応えるために、ファッションの世界でプロモデルになると一大決心をしたのであった!! ※ この作品は「原宿ファッション物語」の改題前作品です。2巻【第二章 冬の太陽 出発 その1】から2巻【第二章 冬の太陽 自立 その3】までを収録しています。
神崎袂は、高い身長にコンプレックスを抱き、常に猫背でダサい眼鏡をして目立たないようにしていた。しかし恵まれた才能の持ち主として、ケンゾーに洋裁部ファッションショーのモデルとしてスカウトされた。袂は転校前の思い出として引き受けるも、初めての採寸もモデル歩きも全てが恥ずかしい…。※ この作品は「原宿ファッション物語」の改題前作品です。1巻【第一章 7月・海岸線 別れ その5】から2巻【第一章 7月・海
三浦つとむの思い付きにより、ケンゾーは自分たちのブランド製品を作ることになった。まずはオフィスとなるマンション探しから始めたのだが、三浦の暴走により保証金420万円も必要な竹下通りの事務所を借りることに!? もはや学生の遊び半分の気分ではいられなくなってきた…。※ この作品は「原宿ファッション物語」の改題前作品です。3巻【第三章 東京ミッドナイト 竹下ストリート その1】から4巻【第三章 東京ミッ
服飾専門学校に進学するため上京したケンゾーは、招待されたブティックの開店パーティーで神崎袂と2年ぶりの再会を果たす。東京ではディスコにコンパ、講義に課題に忙しく過ごすケンゾー。すると、なんと家出をしていた須藤とも突然再会することに…!! ※ この作品は「原宿ファッション物語」の改題前作品です。3巻【第三章 東京ミッドナイト 早春 その2】から3巻【第三章 東京ミッドナイト 青春の蹉跌 その6】まで
ケンゾーのもとに新人歌手・吉田ルミの衣装制作依頼が舞い込んで来た。 大変な仕事だったがルミに満足してもらい、自分の服がテレビに映ってちょっぴり照れくさい。そして自身でつくった服は徐々に売れ始め、デザイナーの道を着実に前進しているのだが、いつになったら自分のアトリエとブティックを持てるのかヤキモキしていた…。※ この作品は「原宿ファッション物語」の改題前作品です。6巻【第四章 原宿ピープル 冬の華7
ケンゾーがソーイング賞の一次審査を通過した!! 二次審査の準備のためにアトリエの仕事を休もうとするが、メンバーの1人が脱退してそれどころではない。学校の課題も山ほどあり、寝る間も惜しんでやるしかないと覚悟を決めた矢先、彼女の直子が妊娠3ヶ月だと報告してきて、頭の中が真っ白に――。※ この作品は「原宿ファッション物語」の改題前作品です。4巻【第三章 東京ミッドナイト 竹下ストリート その10】から4
念願だった自身のアトリエを原宿に構え、恐いくらい順調にケンゾーの服は売れるようになった。しかしファッションデザイナーとしての夢は尽きることなく、袂に自分のデザインした服を着てショーに出てもらい、いつか2人で小さいブティックを持って好きな服を作って行きたいと考える。若者たちはこれからもファッションの世界で情熱を燃やし続ける――。巻末には「月とスッポン」の新一と世界ちゃんが教師になって帰ってきた「MI
ケンゾーは真っ赤なドレスでソーイング賞の最終審査に挑んだが、大賞は親友にしてライバルの須藤に獲られてしまった!! 暗くなるケンゾーを励ますために袂は残念会を企画。ディスコで踊り夜も更けて、いつもより積極的になった2人は肌と唇を重ねることに。※ この作品は「原宿ファッション物語」の改題前作品です。4巻【第三章 東京ミッドナイト マイロード その8】から5巻【第四章 原宿ピープル 秋の陽5】までを収録
4階建てビルを丸ごと自分のブティックとして構えることになった須藤正美。しかしこれまでにないプレシャーが彼を襲い、多忙から婚約者・川上留衣との擦れ違いが続いた。須藤がモデルとデキているという噂を耳にしようが、留衣は彼を信じて応援し、涙を流して待ち続ける…。※ この作品は「原宿ファッション物語」の改題前作品です。5巻【第四章 原宿ピープル 秋の陽6】から6巻【第四章 原宿ピープル 冬の華6】までを収録
英雄の憧れの女性・木暮敦子に一目惚れをしたディーノ。しかし敦子は一般人のディーノには見向きもせず、丸菱デパートの跡取りである英雄との関係を深めていく。そんな中、父を陥れた黒幕が当時の住吉銀行頭取…敦子の祖父であったことを知り…。
丸菱デパートでは樽屋英雄が会長の実子ではないという噂が立っていた。ディーノがその噂を調査すると、英雄は菱井丈一郎と会長の妻の子どもで、腹違いの兄であることを知る。社長の座を狙う柄沢課長がその噂を利用し、英雄を失脚させようとしていることを知ったディーノは…!?
重役たちを襲う復讐犯は「丸菱の怪人」とデパート内で呼ばれるようになった。そして復讐を続け深手を負ったディーノは、シズ子を母親代わりとして身の回りの世話をさせていたが、義姉・あやはそのことがどうしても許せない。嫉妬したあやは一平と付き合い始め…。
「丸菱の怪人」に襲われる不安に怯える樽屋社長は、酒に溺れ、ディーノが手を下す前に急死してしまった。ディーノの空手の先生である須貝は、彼の邪悪な心を見透かし、今以上に犠牲者を出さないために、愛弟子へ制裁の鉄拳を向けるのであった…。
ディーノは母親と樽屋会長の毒殺を実行したが、2人は奇跡的に生き残ってしまう。母が意識を取り戻し、ディーノは全てを暴露されることに怯えていた。しかし母は息子を庇い、自らの無理心中だと証言し警察に捕まってしまった。そして昏睡状態となっていた樽屋が目を覚まし…。
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