「命がけでキレた日から、夫の態度が変わりました」家事、育児、夫との関係、ママ友社会――誰もが通り過ぎる日常の葛藤を、フェミニズムの視点で「当事者研究」してみたら、まったく違う風景が見えてきた! フェミニズムの第一人者と〝主婦のリアル〝が真正面からぶつかる、前代未聞の対話。社会学者にして日本を代表するフェミニスト・上野千鶴子と、三人の子を育てる普通の主婦・森田さち。主婦が自らの人生を振り返り「なぜ私
2000年に始まった介護保険制度は,改定のたびに後退を強いられ,複雑で使いにくいものになってしまった.さらにはヘルパー不足,事業所閉鎖が相次ぎ,現場は危機に瀕している.だが,欠陥を抱えながらも多くの利用者と家族が恩恵を受けており,もはや介護保険のない時代には戻れない.四半世紀の歩みを総点検し,変革を展望する.
初版刊行から二〇年余.当事者主権という概念は本書をもって普及・定着した.障害者,女性,高齢者,子ども,性的少数者など社会的弱者が声をあげて社会をつくりかえてきた感動の軌跡.その後の変化を紹介し,増補新版として刊行.自立の意味を転換し,専門性を問い直し,社会を組みかえる.
自らのうちに響く音色を自らの言葉で織り上げた、待望の最新エッセイ集社会学者・フェミニストとして知られる著者は、切れ味鋭く社会を分析、「老後」への提言や人生相談、東大新入生への祝辞が話題となるなど、多くの読者の共感と信頼を得てきた。その明晰な「頭脳」は、どんな「感性」を併せ持っているのだろうか。その答えが本書には詰まっている。子ども時代の「宗教遍歴」や学生時代の鬱々とした日々、研究者への道のりといっ
男性が女性を支配する「家父長制」は、人類誕生の時から続く不可避なものなのか? 男女不平等の根源を徹底的に考察し、その変革の可能性を探る。
「死ぬ男を看取るって、本当に面白かった。ねえ、上野さん?」(伊藤)「私も看取ったけど、面白かったとは言えないわね」(上野)「結婚をめぐる葛藤はほとんどありませんでした」(鈴木)単行本『往復書簡 限界から始まる』の文庫化を記念した、著者の上野千鶴子さん、鈴木涼美さん、文庫版の解説を担当した伊藤比呂美さんによる鼎談イベント「限界から始まる、人生の紆余曲折について」。因縁の深い3人が鋭く突っ込み、笑い、
「上野さんはなぜ、男に絶望せずにいられるのですか?」「しょせん男なんてと言う気はありません」。女の新しい道を作った稀代のフェミニストと、その道で女の自由を満喫した気鋭の作家。「女の身体は資本か、負債か」「娘を幸せにするのは知的な母か、愚かな母か」――。自らの迷いを赤裸々に明かしながら人生に新たな視点と光をもたらす書簡集。
いま、日本人の老後が危機に瀕している。介護保険制度から20年以上を経て、度重なる改悪により、介護現場は疲弊し、利用者は必要なケアを受けられなくなりつつある。いったいなぜ、このようなことになったのか。「在宅ひとり死」の提唱者である上野千鶴子と、長年介護現場に関わり続けるプロフェッショナル高口光子が、お互いの経験と実感をぶつけ合いながら、「よい介護」とは何か、そしてあるべき制度を考える。
家族をやめてつきあいをやめて自分をおりて……さいごは身ひとつで見果てぬ夢を見続ける。これ、良き人生。 上野「74で人生初の腰椎圧迫骨折」樋口「ほぼ90で全身麻酔手術」I 家族のやめどきII つきあいのやめどきIII 自分のおりどき・墓に入るか否かが最後の終活・夫婦のやめどき・二世代住宅のやめどき・子どもへの依存のやめどき・87歳のクラス会は人生の彩り・悪口、恨み、つらみのやめどき・
「生きづらさ」を乗り越えるために「100分deフェミニズム」(2023年1月2日放送)が待望の書籍化! 『伊藤野枝集』『侍女の物語』から『心的外傷と回復』『男同士の絆』まで。豪華著者陣が名著の核心を読み解きながら、フェミニズムの真価を語りつくす。未放送のトピックも収載し、新たな取材も加えた決定版!
1976年に境屋太一が発表した小説『団塊の世代』。1947~49年に生まれた約810万人の日本人を指すこの造語は、たちまち人口に膾炙した。そして、人口のボリュームゾーンである団塊の世代は、2025年に全員が75歳以上となる――。超高齢社会の主役と言うべき彼ら彼女らの現在地と今後を考えたい(『中央公論』2023年4月号特集の電子化)
生き延びるための読み解き術にかかると、何より面白く痛快で、世の中のカラクリがわかる。凡百のグルメ本を超えた最強のフェミ本、春画研究での江戸のセクシュアリテイ、林真理子や川上未映子の小説から介護と出産、男のフェミニズムなどを題材に、読んで役立つ分析力に唸る快著。
上野教授の人生相談、再び。えらそうにもの言う夫、離婚して恋がしたい、私に無関心な夫、老後女ひとり生きるには何が必要? 女装が大好きな大学生の息子など、切実な悩みの数々に、簡潔に明快に、痛快に答える上野節はより一層快調!
著者の人生相談が読めるのはこの本だけ! 父が憎い、母が憎い、夫のストレス・妻のイライラ、いつまでも子どもが心配……家族問題からジェンダーまで、切実な悩みに、ジェンダー研究の成果を踏まえて具体的・実践的に答えます。
その歴史と意義が2時間でわかる、著者初の総合的な入門書。学校で習った「男女雇用機会均等法」や「男女共同参画社会基本法」。これらは、真の男女平等を実現するものではなかった? 女性参政権、性的役割の解放、#MeToo……。フェミニズムはなぜ生まれ、何を変え、変えられなかったのか。その流れを「四つの波」に分けてコンパクトに解説する。
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