※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。中山聖子、中川なをみ、山本けんぞう、藤野恵美、太田忠司、五人の作家による奇妙な話のアンソロジー。気がつくと、ぼくは、さびれた商店街の古本屋にいた。店にいた音楽の先生が、ぼくの視線に気づいた。「なにしてるんだい?」風をさがしていたと答えるぼくに、先生はこういった。「ぼくもなんだ……」。「風を一ダース」ほか、全五編収録。