お茶 世界へ、次代へ 静岡茶の未来を探る

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あらすじ

生産量、流通量とも日本一の静岡県茶業が岐路にある。1970年代のピーク時に比べ茶畑面積は2割以上、荒茶生産量はおよそ4割も減少し、2015年、全国の荒茶生産量は50年ぶりに8万トンを割り込んだ。集散地のシンボルである静岡茶市場は15年度、茶価低迷や取引量の減少で初の最終赤字を計上した。家庭の在り方やお茶の間文化が変わり、急須で入れて飲むリーフ茶の消費は右下がりだ。一方、手軽に味わえるティーバッグやインスタント茶、抹茶ラテや抹茶アイスクリームなどの原料としての茶の需要は増えている。 厳しさを増す生産農家や製茶問屋の経営だが、バトンを受けた若手茶業者の中には、先代までの成功体験にとらわれない斬新な発想と行動力で販路開拓に挑む人材が生まれ、異業種から新たな視点で参入する若者も出てきた。 静岡新聞は「茶王国」の地元紙として、年間を通して荒茶相場や振興施策、消費動向などを「茶況」欄で報じている。14、15年の荒茶相場のかつてないほどの下落を受け、業界とともに活路を探ろうと始めたのが「挑戦 静岡茶」(14年8月~15年6月)「静岡茶 次代へ」(15年11月~17年3月)の連載である。経済部の小泉直樹記者が担当した。 取材・記事化では、茶況取材で築いた人脈を基に、あえて業界と間合いをとることで見えたことを歯に衣着せず指摘した。茶業界の課題を的確に捉え、具体的な事例を挙げて問題提起したことが、第32回農業ジャーナリスト賞奨励賞という評価につながった。

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