ドラキュラが支配をふるう世界を マニアックな遊びを満載して物語った 《ドラキュラ紀元》完全版シリーズ第4弾!(上下巻) 時はいよいよ90年代。 ジョニー・アルカードのゆく末は? そしてジュヌヴィエーヴ、ケイト、ペネロピのヴァンパイア三人娘は、 この時代をどう生きるのか—— ====== 本書収録の全12話を俯瞰してみたとき、 浮かびあがってくる裏テーマともいうべきものがある。 それが、「われはドラキュラ」だ。 シリーズ第1巻『ドラキュラ紀元一八八八』最後の登場シーンにおいて、 ドラキュラは、「われはドラキュラなり」と名のりをあげた。 本書においては、プロローグで、 ドラキュラはふたたび少年にむかって同じ台詞を告げている。 そしてその後も、ドラキュラ本人によるものではないけれども、 さまざま場面でこの台詞がくり返し使われている。 最後にこの言葉を口にする者は——。 そしてその場面は——。 (訳者あとがきより) ====== 裏設定を綴った補遺2編も収録! 電子版は、本文と登場人物事典との間をジャンプして参照することができます。