隣人X

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あらすじ

第14回小説現代長編新人賞受賞作。現代の社会が抱える問題と巧くリンクさせ、登場人物の置かれた環境や心情を通じて難民や移住外国人の受け入れ、違法労働について投げかけてくるところに作者の並みならぬ手腕を感じた。 ――朝井まかて小説の主軸は三人の女性それぞれの日常にある生きづらさの描写にあり、それが作者と地続きのテーマであるだけに、とてもよく描けている。  ――中島京子3人の女優が名演技を魅せる舞台劇のような佳作だ。突きつけられた問題は深い。――出口治明 (APU学長)異国の地で生まれたこの小説は、タフで真面目で意表をつく。――筒井ともみ (脚本家) それぞれの女性が何やら糸で繋がっている気配もよく描けていた。才気が随所に感じられた。 ――伊集院静人々の出来事や心の動きが丁寧につづられ、読んでいて好感を抱くものだった。 ――宮内悠介惑星難民に拘らず、今を生きる私たちの世相を風刺している。――紀伊國屋書店福岡本店 宗岡敦子20xx年、惑星難民xの受け入れが世界的に認められつつあるなか、日本においても「惑星難民受け入れ法案」が可決された。惑星xの内紛により宇宙を漂っていた「惑星生物x」は、対象物の見た目から考え方、言語まで、スキャンするように取り込むことが可能な無色透明の単細胞生物。アメリカでは、スキャン後に人型となった惑星生物xのことを「惑星難民x」という名称に統一し、受け入れることを宣言する。日本政府も同様に、日本人型となった「惑星難民x」を受け入れ、マイナンバーを授与し、日本国籍を持つ日本人として社会に溶け込ませることを発表した。郊外に住む、新卒派遣として大手企業に勤務する土留紗央、就職氷河期世代でコンビニと宝くじ売り場のかけもちバイトで暮らす柏木良子、来日二年目で大学進学を目指すベトナム人留学生グエン・チ―・リエン。境遇の異なる3人は、難民受け入れが発表される社会で、ゆるやかに交差していく。

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