幻獣の國物語 【第11巻】

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あらすじ

幻獣たちが住み、不思議な魔力がみなぎる「幻獣の國」は8つの王国で構成される。有力なのはアトレイデス国王のボマレア王国、統利帝の可陀、そして秋津国である。夏芽は沿岸のフィローン国の姫だが、両親が地球に逃れたため、地球で生まれ、地球で育った。幻獣の國と地球との扉は12年に一度開かれる。夏芽は両親の故郷を憧れ、幻獣の國を訪れたが、戦争に巻き込まれ地球へ戻れなくなってしまった。秋津国の皇子の導きで、特殊能力を持った「契約猫」ラーオ、フィローン国竜騎士隊タイト、ネブローザと秋津国に着くが、双子の秋津国皇子と同国の第3の皇子との戦いに巻き込まれてしまう。激しい戦いの過程で、聖獣の子犬「高麗」と契約を結び、皇子たちとも信頼しあい、特別な絆で結ばれる。また夏芽は計り知れない力があることを自覚する。世界戦争を回避するために各国の王族は秋津国首都・蒼天に集まるが、クーデターが起こり、双子の皇子、王族たちは捕えられる。夏芽たちは瀕死の双子の皇子を救出、さらに王族たちを救おうとするが、背後で糸を引いていた可陀の統利帝が、強力な水霊使い・籬を繰り出し、夏芽は絶体絶命のピンチに!その時、夏芽は異様な姿に変身し、驚異的なパワーを炸裂させ、戦いは一時収まる。その隙にボマレア国が開発した飛行機で、王族たちは脱出しようとし、祖父のフィローン大公も夏芽に同乗するように促す。しかし、乗艦できるのは一人。夏芽は瀕死の皇子たちを置き去りにできず、愛し、信じる人々とともに戦いの地に残ることを決意する。

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シリーズ

全16冊

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