勘定侍 柳生真剣勝負〈七〉 旅路

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あらすじ

御家騒動か!? 柳生宗矩と十兵衛が激突!柳生宗矩の意に背いて、淡海一夜は柳生十兵衛と大和へ向かっていた。東海道を上り、ようやくたどり着いた箱根だったが、早くも関所番頭から足止めの嫌がらせに遭う。一方、信州高遠藩の保科肥後守正之を執政にすべく、大石高の国への領地替えを企む徳川将軍三代家光の野望を果たさんと、宗矩は加藤明成が統べる会津藩に潜り込ませた伊賀者に密命を発した。他方、一夜の嫁を望む信濃屋の永和と伊賀忍の佐夜はついに江戸に足を踏み入れ、駿河屋総衛門に厄介に。だが、宗矩に知られ、忍を差し向けられてしまう。さらに、老中堀田正盛の陰謀に巻き込まれた柳生左門は……。雲煙飛動の第七弾!【主な登場人物】一夜:大坂一といわれる唐物問屋淡海屋七右衛門の孫。柳生家の大名取り立てにともない、召し出される。永和:上方で味噌と醤油を商う信濃屋幸衛門の長女。恋敵に妹の須乃と衣津、伊賀忍の佐夜がいる。柳生但馬守宗矩:一夜の父。将軍家剣術指南役。息子に十兵衛三厳、左門友矩、主膳宗冬がいる。堀田加賀守正盛:川越藩主にして老中。徳川三代将軍家光の寵愛を受ける。総衛門:江戸城お出入り、御三家御用達駿河屋の主。材木や炭などを扱う。

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